シン・仮面ライダー見てきました
庵野さんの作るものが大好きなのでとても楽しみな反面、初代ライダーはミリしらなので大丈夫かな〜ってのと、シン・ゴジラでの「巨災対」とか政治や自衛隊も絡んであの例のフォントがバンバン飛び交うのが好きすぎたので、孤高に戦うライダーはどんなもんだろか…ってのもありました
期待以上にめちゃくちゃ面白かったです!
初代ライダー知らなくても全然大丈夫でした(知ってれば楽しめる要素は増えるけど)
しかし、これは見る人を選ぶし万人受けはしないな(笑)
シン・ゴジラは映画としてとても上手く出来てる
シン・ウルトラも初代のオマージュたっぷりだったり好きに作ってるなー(褒め言葉)なマニアックさはありましたけどまだ間口が広かったというか。まぁシンウルは樋口監督ですしね
以下、ネタバレです
見る前はネタバレ厳禁的な映画なので気を付けてください!
まず、冒頭から血しぶき飛びまくります
私行ったの日曜だったのでお子様何人かいたようだけど大丈夫だったのか…
キャストがシンゴジとシンウルからが殆どで、なんていうかマルチバースって言ってる方もいたけど、手塚治虫のスターシステムって所ですかね
オタク心を刺激する配役でした
政府の男はまぁわかる
その相棒に彼か…ニヤニヤしてしまいました
回想でしか登場しないラスボスのお母さん役とか、ほんの数分の出演に彼女を持ってくるのも良かったです
俳優さん皆とても良かったし、池松壮亮さんは演技力高いしちょっと昭和っぽい雰囲気からも信頼してたけど、浜辺美波さんのルリ子とても良かったですー!
「私は常に用意周到なの」こういう決め台詞があるのめちゃくちゃ好き!
最近だとドンブラの「などと申しており…」とか。
山本メフィラスの「私の好きな言葉です」も大ヒットしましたもんね
ストーリーはシンプルでどんでん返し的な展開がある訳でもなく、ただ設定は相変わらず複雑で物理的?な単語が飛び交ってました
敵を次々倒してく単純構造ではあるけど、一度見ただけじゃ理解できてない設定は多かったかな
初代へのオマージュもたくさんあったようで、解説動画見たあとまた見たらもっと面白いと思う
一文字隼人がなかなか出てこないんだけど、後半敵側として登場してルリ子が洗脳を解き本郷猛と共闘するとか、超ベタだけど胸アツ…
ライダー作品の基本ですね
ラストの、継承していく流れも良かったなー
そしてエンドロール見ると「この人出てたの!?」がたくさんあるのでそこ知った上でやはりまた見たい
カマキリオーグ、惹かれるものあったけど本郷奏多くんだったのか
ハチオーグの「ヒロミ」登場の場面が私的にすごく好みでした
西野七瀬さんハマり役でした
和ロリータみたいな雰囲気のヒロミとアジトにずらーっと並ぶ日本刀は刀剣乱舞のオタクならおっ!となるはず
戦闘も刀使ってて美少女と日本刀の組み合わせとか最高でしたね
入場特典でライダーカード貰えるんですが、ハチオーグのカードの裏には「ルリ子に対して表現しきれない愛憎を抱えてる」って書いてあるらしくて
うわ…となりました
そういうオタクにはたまらない裏設定ぶち込んでくるよなぁなどと思ったり
ラスボスとなるイチローの言ってること「人類補完計画」じゃん…と思ったり、そうそうビジュアルもルリ子→綾波、ヒロミ→アスカ説(確かに!)だったりと随所にエヴァっぽいところもありました
過去のシンと比べてもかなり庵野成分強めだと言われてますが、
私も映画館で見終わった瞬間、金のかかった自主制作映画というか同人映画だな…笑庵野さんの大学時代のあれを何十年後に莫大な資金と最新技術で実現したやつ…と思いました(笑)
アオイホノオ大好きなので、やはりそう思ってしまうんですよね
安田顕さんがほんの少しだけ出演してたようですが、まさにドラマ版の庵野秀明役ですね!
が、庵野さんは巷で言われてるより己の欲望だけで映画を作ってる訳では無い、どの分野にも庵野さんより深いオタクはいる訳でその人たちに失礼のないように、そして全ての見る人が楽しめるように作っているという意見をみて、どちらも本当だなぁと思いました
スラムダンク映画(すっかり「ザファ」で定着してますが)は少しでも好きそうな人には全力でおすすめできるのですが、シン仮面ライダーはあまりおすすめはできないけど刺さる人には刺さる作品だと思います!
私はすごく面白かったのですぐにでもまた見に行きたいと思ってるんですが、月末から黎明始まるしなぁ…
スラムダンクももう1回見に行きたいと思いながら結局行けてない( ̄▽ ̄;)
これで予定されていた庵野秀明のシン作品はすべて公開されてしまったので寂しさもありますが、何らかの新作がまた見れるといいな…
また樋口監督とのタッグでもいいし!