ある日、里親さんに預けてた弟が泊まりにきた。


久しぶりの再会に嬉しくて会った瞬間ハグするほどだった。


家の中で3人で遊んでた。

妹とちょっと目を離した隙に弟は逆立ちみたいなのをして顔から落ちて唇を切ってしまった。


まだ小さかった弟は大号泣。

弟の泣き声に気づいた私と妹と父親はすぐに駆けつけた。


父親は弟が怪我したのは私達のさいだと怒った。

私と妹は寝室に呼び出された。


『なんでちゃんと弟を見てないんだ』

『お前らが見てれば怪我なんてしなかった』


そう言いながら年中、年少の娘に手をあげた…

私達は泣きながら謝るしかなかった。


『次やったらひっぱたくからな』


目を離した私達も悪いとは思う。

けど、自分の娘達の面倒も泊まりに来たまだハイハイしてる弟の面倒も見ずにキッチンでタバコ吸ってた父親に言われたくはなかった。


その日から父親の機嫌を損ねるようなことがあれば手をあげられ、怒鳴られる日々。




保育園に通ってた私が小学生になった…