ドレンバックに出血、意識がだんだん遠のく…。日曜日で、主治医不在、看護師さんも人数不足。状態を診てくれた若い当直医は、手術の時に出血した血が残っていたものが出てきたとの判断で、様子見。
バック交換しても、10分で出血でいっぱい。絶対違う!って、ベテラン看護師さん絶叫。その日、大学病院に行っていた主治医を呼び戻して下さって、CTにより脾臓裂傷判明。即輸血、摘出手術へ。
あの時、看護師さんが医師を動かしてくれなかったら、主治医が来てくれなかったら、今こうして生きていられたかどうか。翌日、意識が戻りその看護師さんと手を握りしめ、良かったねーって(涙)
人生にはそういう重要なターニングポイントが何度かあって、自分の意思でハンドルを切る場合と、意思に反して自動的に方向を変えられてしまう場合があるように思います。
今、この時もギリギリのところで闘っている方がいることを思うと、少しでも苦しまないで、生きる方向に舵が切られるよう、力になりたいと思わずにはいられません。