「いけるぞ!」菅総理の記者会見は「退陣会見」!自画自賛!⏩ 総裁選関係ない! 野党4党は共闘加速。政策協定合意で“受け皿”に 64~77選挙区で勝てる可能性はあるぞ!

 昨夜(9月9日)「緊急事態宣言の延長」と合わせて「菅内閣の退陣が決まった」ことを受け、菅総理が記者会見を開催した。前者は別として、立候補断念を表明したのは9月3日だ。今頃になって「自身の退陣」なんて…。
 いまや、自民党内ではそのコップの中で、サル山のボス選びでジャブジャブしてるのに、大きな違和感を感じた。 (※野党の選挙情勢は🔽をご覧ください。)

 ホントは自民党内から「菅では衆議院選挙を闘えない」というのが理由なのに、「コロナ対策と選挙活動は莫大なエネルギーが必要で両立はできない」という説明を繰り返した上に、「国民の皆さんが安心と希望を持てる未来のために道筋を示すことができた」と自画自賛に終始したのには呆れるてモノが言えない。
 当然ながら、多くの批判の声が上がったし、専門家、医師らは「『成果』のアピールをやったら、国民に危機感が伝わらない」との懸念声まで上がった。

 

 

▼いまさらではなあるが、菅総理と自民党の総裁選と衆議院選挙の経緯をおさらいすると…。

▼菅総理はこの支持率と総裁選が始まることで最初は、総理の人事権と解散権で乗り切ろうとした。

つまり、総裁選前に解散しようとした。

 

🔽自民党内から「菅では選挙すればボロ負けして自民党は崩壊する」という声が一斉にあがった。菅氏の解散権行使で総裁選前の衆議院選挙が一夜の夢となった。

 

 

🔽結局は、菅氏は自民党の重鎮などにも背を向かれ、孤独になって、小泉進次郎が辞任が打倒として、菅は辞任を決意した

 

 これは、国民の総意でもないし、所詮は自民党内の話であり、国民など全くみていない。自分たちの衆議院選挙のことで最後は「菅外し」をやったのだ。

【いつものように、原稿丸読みし、噛む場面もあり、説得性ナシで、逃げるような会見は、1年前の安倍総理とソックリだった】
 約1時間の会見では宣言延長と総裁選の双方に質問が分散し、まとまりのない会見でしかなかった。
 発言の最後に「また来週にでも改めて記者会見をしたい」と語り、記者団の再質問を受け付けずに、またも逃げるように立ち去っていった。
 安倍氏が会見したのは約1年前の昨年8月28日だったが、具体的なコロナ対策を示すこともなく、菅と同様に会見から逃げるように立ち去った。
 安倍氏の場合、「病気を理由」としたが、実際には菅同様にコロナ政策失敗で、逃げるように辞任した。第1次政権と同様に「政権を放り出した」のだ。
 昨夜の会見は、安倍氏と重なり、全く同じムービーを見てるように感じた。 総理・総裁として強く無責任さを感じたものだった。
 菅首相は20年9月16日の就任から今回まで、記者会見を23回、ぶら下がり取材を127回やっているが、全てで「質問に正面から答えていない」「逃げている」との批判も付きまとった。
 そして、野党の「コロナ対策」での提案があるのに、無視して憲法違反で国会拒否しつづけておる。
 最後まで説明責任に疑問符が付き、国民からは「無責任極まれりだ」とずっと指摘され続けて、支持率はどんどん、下がっていったのだ。


▼安倍元総理の辞任会見  (昨年8月28日)

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▼菅総理の内閣支持率(毎日新聞 2021年8月28日)

 

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【悔しさにじませ 吹っ切れた笑顔も… 菅首相、会見で実績強調 毎日新聞 2021/09/09】


 突然の退陣表明から6日が過ぎた9日に開かれた記者会見で、菅義偉首相は退陣の理由について「新型コロナウイルス対策に専念すべきだと思った」と従来の説明を繰り返した。政権発足からの約1年間を「コロナとの闘いに明け暮れた日々だった」と振り返り、デジタル庁設置などの実績を強調しつつ「全てをやり切るには1年はあまりにも短い時間だった」と悔しさをにじませる場面もあった。
 カーボンニュートラル、デジタル庁設置、携帯電話料金の引き下げなどの実績を強調し、「国民の皆さんが安心と希望を持てる未来のために道筋を示すことができたのではないか」と言い切った。

 

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15分ほど自身の思いや考えを述べた後、記者からの質問を受け付けた。
 コロナ対策で反省すべき点を問われると、「医療体制をなかなか確保できなかった」などと説明し、国民から不満の声が上がったワクチン接種の遅れには触れなかった。また、感染の拡大によって中止に追い込まれた首相肝煎りの旅行需要喚起策「GoToトラベル」についても反省の弁は聞かれなかった。
 自らの行動を振り返りながら、時折吹っ切れたような笑顔も見せた首相。午後7時から約1時間にわたって行われた記者会見は、記者から質問の手が挙がる中で打ち切られた。
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Twitterの反応ーー。

 

ーー以下略ーー

【水面下での、自民党内の醜い権力闘争に万策尽きて敗北したことで退陣表明した菅総理だが、昨夜の会見でも呆れる内容だった】
 「国民の皆さんが安心と希望を持てる未来のために道筋を示すことができた」って、よくも言えるものだ。 
 コロナ対策は、安倍氏から継承されて、全てが後手後手であり、国民の批判が上がり続けた。 
 菅総理が遺した「最大の負の遺産」は、「Goto事業」、「東京五輪の強行開催」などなど、コロナ収束ではなく経済再生を感染者がまだある中で、「史上最悪の3波、4波、5波のコロナ感染爆発」だった。
 菅氏は科学的かつ地道なコロナ対策を行なっていれば、ここまで多くの国民が新型コロナで、医療の崩壊になり、自宅療養などでで命を落とすこともなかっただろう。
 東京五輪を強行したのも、安倍自民党の継承から来ている。なのに、それでもあっさりと彼らに、首を切り捨てられてしまったのだから、これ以上惨めなことはない。
 我々日本国民にとっても、この自民党のために、まさに最悪の事態になっている。
 
自民党や電通に飼いならされたマスコミは、うんざりするほどの過剰な総裁選の状況を垂れ流している。 これは異様である。



【自民党総裁選は所詮は、自民党というコップの中の権力闘争でしかない】
 誰がサル山のボスに誰が選ばれようが、「国民生活を無視したコロナ無策」や「国会召集を拒否するような党」の体質は変わらないのだ。
 総裁選の投票権のない99%以上の国民にとっては、その後の11月に行われる衆院選が本番だ。
 自公政権に代わる受け皿がない……と嘆いていた人は多く今でも沢山存在する。


9月8日の野党4党の動きは朗報となるだろう立憲民主党、共産党、社民党、れいわ新選組が「政策協定」に合意したのだ。

 

 野党共闘を求めてきた民間団体「市民連合」の仲介で、4党の党首、コロナ禍で生活が大変になっている中での「消費税減税」や「コロナ対策で財政出動」、「原発のない脱炭素社会の追求」などを盛り込んだ協定書に署名したことは評価できる。
 立憲の枝野代表は「政権を代える戦いをする上で陣形が整った」と強調しているし、共産の志位委員長は「選挙協力について前向きな合意をつくり上げる」と意気込んでいる。そして、れいわ新選組の山本太郎氏の合流の意味も少ない影響を与えるだろう。

そして、【立民 感染再拡大防止へ 給付金など追加の支援策を緊急提言 NHK 2021/09/10】

 


 

▼野党一本化で、具体的に最低でも64選挙区で逆転の戦略をたてている。このほかの選挙区で調整して、できるだけの多くの選挙区逆転を睨んでいる。  (市民連合の提言書を受け取る野党4党党首)

 

 

【マスコミは、総裁選挙一辺倒で自民党を広報するだろうが、そんなのはどうでもいいことだ!】
 そんなのは、選挙権のない99%の一般市民にとってどうでもいいことだから、好き勝ってに報道やればいい。
 その間に、野党は市民連合と共同で衆議院選挙の準備体制が整っていく。
2017年衆院選を分析しているが、立憲、共産、れいわでは、70以上の選挙区で候補者が競合していた。
 今後一本化が加速するのは間違いなく、追い詰められる自公議員が増える。実際に、前回2017年衆院選の得票で見ると、野党が候補者を一本化していたら、最低でも64選挙区で自公候補を逆転できる計算になると野党は見ている。


 

【最大の成果は野党連合の協定に「国民民主党」が加わらなかったことだろう】
国民民主党は「連合」(6産別)を支持母体とする。
「連合・6産別」は大企業御用組合の連合体であり、この6産別が「連合」の主導権を握っているために、これまで野党共闘が破壊されてきた。
6産別は、「戦争法制容認」、「原発稼働推進」、「消費税増税推進」の6産業であり、殆ど与党自民党と変わりないのだ。
つまり、今度の立憲民主党もやっと、「連合」から逃れることになる。
こんな、党など完全に自公維新と同列に見ていい。
まあ、そもそも支持率のない政党である。 重複しても、影響は限定的であるのではなか。



【このほかに、野党統一候補を出せば、77選挙では勝てる可能性はあると分析している】
 選挙情勢分析に定評が高い政治評論家・野上忠興氏によれば、2017年の時に、野党一本化により5000票以内の僅差で自公候補に迫る選挙区が13もあるからだ。 
 
無党派層の野党支持率が高いことは、これまで1年間で勝利した選挙で分かっている。この票を如何にして票にするかが鍵になりそうである。

 

▼横浜市長選挙結果。今ではこれをそのまま参考にはならないが、確実に自民党離れは明白である。おそらく、東京から離れた地方になればなるほど野党は有利になるだろう。コロナで倒産、破産、失業してる人が多いからだ。
従って、野党は、財源を「財政出動(国債発行)」で国民支援を打ち出すべきだろう。

 

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無論選挙は甘く見たほうが負けになるがーー。

「自民党の総裁が誰になろうと、これでコロナ対策失敗で2人の総理が辞任した事実である」

これは、2017年の時との大きな違いである。
総裁選など決まった時点で、その対処し実行すればいいだけのはなしである。
野党勢は
9月中には候補者を決定して、その地に張り付けて運動展開すれば、この前の横浜市長選挙までは行かなくても、かなりいい線に持っていけるのではないだろうか。

投票率があがってくれることが、大事になる「生活に身近なコロナ」があるのだから、国民はコロナ禍のなかでの「生活不安」など関心を持っている。

なんとか、投票率が上がることを祈る。

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