【「野蛮な中国」 香港の「国家安全維持法」で民主活動家の黎智英氏や、周庭氏を逮捕したが2日後に両氏は釈放された➠一時は「終身刑」と憶測が飛んだ。何故中共はこういうことをするのか?】
 やっぱり、動いた。習近平の独裁政治が続く中で、香港の「言論封殺」する不当な逮捕が始まった。
だが、周庭などは昨夜深夜に何故か釈放された。
 これは、周庭氏は「国家安全維持法」施行以降に、「民主化運動もしていないし、ネットでも中国批判をしていなかった」のもあろうが、中国が国際社会の反発に配慮したからではないのだろうか?
 香港ではこういう言うことが結構あるらしいが、「やってみて、周辺国や世論を見て、判断してる可能性が高い」と見る。
昨日は、以下の訂正前の記事をそのままにしておく。
 だが、やはりどう見ても中国は野蛮な国であることに変わりはない。

私は、今、記事の内容を書き換えいる。
昨夜、Facebookに投稿した記事はで、まさか直ぐに釈放とはおもわなかったので転載作業をしていた。ーー。

【「野蛮な中国」 香港の「国家安全維持法」で「リンゴ日報」の創業者、黎智英氏や、民主活動家の周庭氏など10人を逮捕➠羅冠聰氏「周庭さんは無罪だが、無期刑を受ける可能性がある。日本の皆様のサポートが必要です」】

 昨日10日に、中国に批判的な論調で知られる「リンゴ日報」の創業者、黎智英氏や、民主活動家の周庭氏など10人を逮捕した。 彼らは「終身刑」になる可能性が高いと憶測が飛び交った。
 香港では一国二制度のもと、保障されてきた人間が生まれながらにして誰も平等に有している「基本的人権」を奪った卑劣極まりない暴挙に出た。 「言論」「報道」の自由を奪う暴挙である。
今の世界の中で、一番野蛮なのは「非民主化」、や「領土拡大」を進める中国である。 やりたい放題であり、怒りがこみ上げて来る。
 SNS上では世界中の人たちが 
#FreeAgnes というハッシュタグを使って彼女の解放を求めている

 


この逮捕後のTwitterの反応ーー。

それをブログに転載している作業をしていたが、Twitterで「釈放」の報道がなされたのだ。

【民主活動家・周庭氏保釈される 黄之鋒氏らが出迎え 香港警察が10日に逮捕 毎日新聞2020年8月12日 00時19分】

 

 香港警察に逮捕された民主活動家の周庭(英語名アグネス・チョウ)氏(23)が11日深夜、保釈された。警察は10日の逮捕後、周氏を香港北東部の警察署で拘束していた。
 周庭氏は保釈後、「政治的な目的による摘発でばかげている」と当局の対応を批判した。
警察署前では国際的に著名な民主活動家の黄之鋒(同ジョシュア・ウォン)氏(23)らが出迎えた。
香港では逮捕から2日以内に保釈される例が比較的多い。【香港・福岡静哉】

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Twitterの反応(釈放後)ーー。

翻訳:民主活動家の周庭氏が水曜日の夜、20万香港ドルの保釈金を払い、逮捕から24時間後に保釈された。パスポートは警察に押収された。周氏によると、外国勢力と結託したことで非難された。写真:StandNews

 

以下は釈放前の記事の内容で、そのままあえて掲載しておきますーー。

【中国は、絶対にあんな国にしてはならないという見本のような「異形の国家」だ!】 
 香港国家安全維持法の施行後、政治活動や抗議活動への締めつけが強まっており、今回、著名な活動家や実業家が逮捕されたことで、国際社会の批判がさらに強まるのは必至だ。
 アメリカのポンペイオ国務長官はツイッターで、「深く憂慮している」と投稿している。
 そのうえで、「中国共産党が香港の自由を奪い、人々の権利をむしばんでいることのさらなる証拠だ」として、中国政府を痛烈に非難した。

 

【民主活動家 羅冠聡氏氏、周庭は「国家安全維持法」施行以降、活動していないし、ネットでも中国批判していない。これは当初「同法は遡って逮捕しない」という原則はないことを示している。 「日本の皆様のサポートが必要です」と求める】
 周庭氏が、香港国家安全維持法に違反した疑いで逮捕されたと複数の香港メディアが報じたことについて、法律の施行に反対してイギリスに渡った民主活動家の羅冠聡氏は、ツイッターで「周庭は「国家安全維持法」施行以降、活動していないし、ネットでも中国批判していない。これは当初「同法は遡って逮捕しない」という原則はないことを示している。 世界は何が起きているのかを注視してほしい。日本の皆様のサポートが必要です」と投稿した。 
ハッシュタグ 
#FreeAgnes (アグネスを自由に)と投稿して、日本からの支援を呼びかけている。

 


 

【EU報道官も「表現と報道の自由を抑えつける中国の暴挙」と声明を出した】
 中国批判してきた「リンゴ日報」の創業者、黎智英氏らが逮捕されたことについてEU=ヨーロッパ連合の報道官は10日、声明を出した。
「外国の勢力と結託したとして逮捕されたことは、香港国家安全維持法が表現と報道の自由を抑えつけるために逮捕した。非民主化を懸念をいっそう強く抱かせるものだ」と強く非難している。
 その上で「香港の人たちの既存の権利と自由は完全に守られなければならない」として「一国二制度」の原則を守るよう改めて求めた。

 

中国はこれまでの先進国の貢献の期待を裏切ったーー。
【「経済が発展すれば民主化する」との期待から、米国、日本はじめ先進国は技術移転などの支援をしてきた】
 昨年、建国70年を迎えた中国であるが、2010年に、中国は日本のGDPを上回り、米国に次ぐ、世界第2位の経済規模になっている。
 1971年に中華人民共和国が中華民国に代わって国連の一員となった最大の原動力は途上国の票だった。そして、今も世界の圧倒的多数を占める途上国の一員でいるほうが、何かと有利だと考えている。
 先進国となると国際的責任が重くなり、二酸化炭素(CO2)の排出量など守るべきルールが出てくるし、「人権侵害」や「環境破壊」ないようにしたりするから、発展途上国でいれば縛られずに済むからだ。

 だが、実際は経済は巨大だ。しかし、発展途上国に分類されている。 先進国の一歩手前の「上位中所得国」で、政府開発援助(ODA)を受け取ってもいる。 非常に汚い国家戦略をとっているのだ。
 GDPを14億人の人口で割ると1人あたりの経済規模は1万ドル弱と、日本の4分の1程度でしかない。貧富の格差が非常に大きい。都市住民と農村住民は戸籍が違い、出稼ぎにきた農民は社会保障や子供の教育も十分に受けられない。
 だから、G7をはじめ、OECDなどは、30年以上にわたり「中国の経済が発展して格差がなくなれば、「民主的になる」との期待から、民間企業もはいり、産業発展や技術移転を進めてきたのだ。
 さながら文明の衝突の様相も呈していて、これが米中貿易戦争の背景となっている。

 


 だが、これを中国は完全に裏切った。
それどころか、「習近平主席の元で共産党一党独裁主義」の元で、広域経済構想「一帯一路」の下で、中国はアジアやアフリカの発展途上国を経済支援する側に回っているのだ。

 近年では、新たな覇権的で、軍事費を大きくして、ここ数年で軍事大国化しており、世界の中で領土の拡大をしようとしている。

 

 



【いまそして、中国に対して非常に批判的なトランプをうまく利用している だから、米大統領選挙でも再任されることを願っている】
 なぜなら、トランプの反中の動きをにことごとく反対して、人民世論に「反米の意識」を植え付け、中国人民や他国の批判の矛先を米国に向けることが出来るからだ。
 しかも、核も保有しており、米国と「同等」である、軍事力を植え付けることで、太平洋への進出を狙っている。
香港はその一歩でしかない。次は、台湾、インドの北の幸福の国のブータン王国を狙っている。
 こうした、「野蛮な中国」だが、米国は無論、EUなど国際社会はこうした中国も思惑を全て承知し共有している。
だが、現在は、どこもコロナ感染で台湾の「民主化」まで行動が及ばない。国連も同様だったのでである。


 

 

【世界がコロナ禍の中で、中国は火事場泥棒的に香港の非民主化を強行にすすめている】


 この二人の逮捕は不当であるのは当然であるが、コロナ禍でなければ、世界が香港の非民主化を阻止出来たかも知れない。
 中国は「内政干渉」だと反発しているが、そもそも香港はまだ本来は英国支配下のはずだったのだ。そういう約束も破っている。
 彼らを終身刑などにしてはならない。悪いことはしていないのだっから。
 ホントに、悍ましい、野蛮な中国に強い怒りを覚える。


釈放されての加筆:
なぜ、中共は直ぐに、釈放したのか?
日本では考えられない、速さだ。やはり、「逮捕して、諸外国の反応」をみて、判断しているのではないか?
私には、それしか思いつかない。

まあ、民主活動家の黎智英氏や、周庭氏が釈放されてよかった。だが、中国は本当に分からない国である。

 

 

#野蛮な中国 #一国二制度 #黎智英氏 #周庭 #2日後の深夜に釈放