【「せめても救い」 天皇夫妻が貧困支援に取り組む元SEALDs 奥田父を御所に招きコロナ禍の困窮者支援について話を聞いた➠ネトウヨらが「SEALDs奥田愛基の父親を陛下に会わせるなんてけしからん」と噴き上がる】
 天皇・皇后は4月以降、今回のコロナ禍に際し、専門家会議の尾身茂副座長(政府御用学者)、医療従事者、保健所関係者、保育士、高齢者施設関係者など、さまざまな専門家から、コロナによる影響やと取り組みについて繰り返し話を聴いていた。 そんななか、コロナで増加した生活困窮者について、元SEALDs奥田愛基の父親奥田氏(ホームレスなど生活困窮者を支援するNPO「抱樸」理事長)らに話をきいた。
 ところが、このニュースが報道されるや、ことの信義に無知な安倍シンパやネトウヨたちがツイッターこんな宮内庁批判を繰り広げてた。
 一方で、「天皇夫妻が社会的弱者のコロナ支援に取り組む奥田氏を御所に招き話を聞いたことの意義はとても大きい」という声があふれている。

 

 

リテラが報じたーー。
【天皇夫妻が貧困支援に取り組む元SEALDs 奥田父を御所に招き、ネトウヨが宮内庁を攻撃も…雅子皇后は貧困問題に強い関心 リテラ 2020.07.25 】

 
 天皇・皇后が7月16日、ホームレスなど生活困窮者を支援するNPO「抱樸」理事長・奥田知志氏らを赤坂御所に招き、コロナ禍における困窮者支援について、話を聞いたことで、ネトウヨが「SEALDs の奥田の父親を天皇陛下に会わせるなんてけしからん」と噴き上がっている。

たしかに、奥田知志氏といえば、近年では安保法制の反対運動で大きな役割を担ったSEALDSの中心メンバーだった奥田愛基氏の父として有名だ。しかし、本人はそれ以前から、北九州市で牧師をやりながら30年以上にわたってホームレス支援の活動を続けてきた人物で、今回のコロナ禍についても弱者へのダメージに危機感を持ち、自殺者やホームレスの増加をくい止めるため緊急支援活動をしている。 
ところが、このニュースが報道されるや、ネトウヨたちがツイッターこんな宮内庁批判を繰り広げた。
〈シールズの親を赤坂御所に入れてるようです!!〉
〈SEALDsの奥田愛基の父親を天皇陛下に合わせる宮内庁。〉
〈天皇陛下が赤坂御所でNPO法人理事長からご進講をお受けになられたが、この理事長はSEALDsメンバー奥田愛基の父親。 宮内庁内にも不逞の輩か。〉
〈奥田知志氏ってあのSEALDsの奥田愛基の父親じゃない?二人揃ってバリバリの活動家…宮内庁、しっかりせいよ…〉
〈バリバリの反日活動家を、どうして陛下に近づけるんだよ!!宮内庁、お前らは阿呆か!!〉
〈宮内庁に工作員が⁉️〉

 こいつらはいったい何を言っているのか。そもそも、誰かの親だからといって「天皇に会わせるな」などとがなりたてること自体、どうかしているとしか思えないし、奥田氏は「反日活動家」などではない。前述したように、貧困問題に真摯に取り組んできた人物であり、今回のコロナ禍でも、自殺者やホームレス増加をくい止めるため「コロナ関連死をくい止めるため支援付き住宅を提供」するプロジェクトのクラウドファンディングも行なっているhttps://readyfor.jp/projects/covid19-houboku 7月27日締め切り)。
⬇ での呼びかけ

【奥田知志理事長メッセージ「住まいや仕事を失う人を ひとりにしない社会へ」】

https://youtu.be/IVEunVhMHlQ


『雅子皇后の強い「貧困問題」への関心が高く、望んだから』
 ネトウヨたちは総じて「SEALDsの親に会わせた宮内庁はけしからん」と、あたかも宮内庁が天皇夫妻の意向と関係なく奥田氏をキャスティングしたかのような攻撃をしているが、それもありえない。
 なぜなら、現在の宮内庁は、それこそ、警察・公安人脈でガチガチに固められているからだ。
 実際に奥田さんが招かれたというのは、雅子さまが『ぜひ話を聞きたい』という意思を強く表明されたからではないでしょうか。雅子皇后はこれまで、社会福祉、とくに貧困と子どもの問題にはものすごく関心を持っている。積極的に社会的な活動をしてきた美智子上皇后の姿勢を受け継ぎ、上皇后がフォローしきれなかった分野にも取り組みたいという思いから、貧困や格差、子どもの問題にフォーカスされるようになったといわれている。
 実際、天皇・皇后は、22日も御所に子どもの貧困問題に取り組むNPO「キッズドア」渡辺由美子理事長らを招き、ヒアリングを行なっており、天皇夫妻が貧困問題に強い問題意識を持っていることは間違いない。
ーー以下略ーー

Twitterの反応ーー。

【明仁天皇「最後の誕生日会見」は明らかに安倍政権への牽制だった! 平和憲法を重視した天皇だ 2018-12-24】


 明仁天皇「最後の誕生日会見」は明らかに安倍政権への牽制だった!  平和憲法を重視した天皇だ。 東日本大震災などの被災者、障害者への痛みに寄り添って下さった。


 政治には関与できない天皇家であるが、上皇様は安倍政権と安倍政権になり「右翼的政治」に抗うような行動をしていた。
 天皇在位中最後の誕生日を迎えた明仁天皇が、安倍官邸のプレッシャーをはねのけて、戦争や沖縄への思いを国民に向けて語るのではないかと予想していたが、昨日、公開された記者会見の内容は予想以上だった。
明らかに安倍政権の政策や態度を危惧し、強く牽制するような発言を繰り返したのだ。


 



▼沖縄での墓参



 実際、自身の退位については会見の序盤と最終盤で2回触れていたが、それもまた「天皇と立憲民主主義の関係」を確認することで、安倍首相や自民党の極右勢力が目論む「天皇の元首化」などの戦前復古的改憲を暗に批判するものだった。
ーー以下略ーー

 

【この上皇の意向を継承している天皇夫妻である】
 コロナ禍で収入が大幅に減少したり職を失うなど生活の危機に晒される人たちが多数出て、路上生活者や生活困窮者の状況悪化も懸念されているなか慈善活動のシンボル的役割も担う天皇夫妻がこうした人物の意見を聞くことは当然であるどころか、非常に意義深いと言っていいだろう。

 

安倍政府が「貧困問題」など頭にもなく、無策の中で、せめても救いではないか?


#コロナ貧困問題 #安倍政権は関心なく無策 #天皇夫妻の行動はせめてもの救い #安倍政権ではコロナ終息は無理