【「医療崩壊だ!」 東京都医師会・尾崎会長「これ以上PCR検査をやっても入院先も見つからないのでやむを得なく断ってる状況」と発言。 安倍氏の7年での「「社会保障・医療切り捨て」がブーメランのように突き刺さる日本!
 きのう、国内では17日、新たに550人以上の新型コロナウイルス感染者が確認された。東京都によると、1日当たりで過去最多の201人を確認。都内の感染者が200人を超えたのは初めてで、累計では2794人となった。
 死者も全国で計220人となった。

 

国内で確認された感染者 

9850人

死者

207人

退院者

1657人

 (4/17 23:00 時点 クルーズ船をのぞく)

 


 

これを受けてーー
【「感染者増では東京持たない」 東京都医師会会長「マスコミも自粛訴えて」 ザペイジ 4/17(金) 17:11配信 】
https://news.yahoo.co.jp/articles/c5cef60dd43d420dd68ff29f64209ddcd60490f5
 感染者の陽性・陰性を調べるPCRセンターを都内各地に設置していくことになった背景については「コロナ(感染者)と思う患者がいても、相談センターに連絡しても電話がつながらないし、新型コロナ外来の病院にお願いしても病床が満杯で、PCRもできないことになっている」「感染している疑いのある人を拾い上げてきちっと交通整理しないと感染の予防もできない。私ども、地域医療を担うかかりつけ医が協力して、PCRセンターを作ろうという思いに達した」と説明した。
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Twitterの反応ーー。

 

【検査数の少なさが、今から更にブーメランのように突き刺さってくる日本】
 きのうの定例記者会見でも、小池百合子知事は、「非常に逼迫している状況が続いていることに変わりない」として、都民に改めて外出自粛を求めた。

 


 しかし、ずっと通勤電車は多くの人が利用しているから、間違いなく潜在的なコロナ感染者はこの数十倍、あるいは数百倍と言ってる専門家は多くいる。
 検査数が少ないから、当然ながら感染者が野放しになっていたのだ。だから、感染者は拡散していくし、追跡できない患者数も増える。
 今からでも良いから、徹底した検査にすべきと思うが、それでは医療が崩壊するのか?
 岩手県は、今のところ感染者ゼロ(実際にはいるのだろうが)であるために、東日本大震災で訓練された、DMAT(ディーマット)の医療関係者は首都圏などに応援に行っているが。
これが、ローカルテレビで放送されたがホントに大変らしい。
「防護服を着たり脱いだりが簡単にできないために、大人用のオムツを付けて連続14時間以上は患者と向き合ってる」、「自分が感染しなように最大限の注意はしていても、長時間の緊張は難しい」と話していたのが印象に残る。
ホントに、コロナに関しては兵士は医療従事者たちである。
心から「ありがとうございます。」と言いたい。


 

【そもそも、検査数が世界と比較して、極めて少なかった日本だ】
これは、安倍政権の「クラスター」(数人から数十人規模の患者の集団)を重視したPSR検査方針だったと説明している。
 疑問なのは、なぜこのような手法をとったのか? 「東京オリパラ」が中止ではなく、延期が決まってから、倍増してるのを見ると、にこれも理由にあるのは確実だろう。
 このような、こ検査数の少なさは世界各国では日本だけだが、今になってこれが、ブーメランのように突き刺さっている。 




 非常事態宣言の全国拡大も遅すぎた。人は必ず移動するのだ。なぜ、最初から全国の非常事態宣言にしなかったのか?

 

【安倍政権の7年間、医療改革していた。「9060床⇒1869床」「医療点数引き下げ」「424の病院を再編・統合する計画」など政策で、コロナ前から病院経営は苦しかった】
この医療崩壊の裏には、これまでの安倍政権の医療改革がある。これも、今コロナでブーメランのように現場を襲っている。

例えば、「9060床⇒1869床」「医療点数引き下げ」「424の病院を再編・統合する計画」など政策をしていたのだ。
したがって、病院経営はどこも苦しく、逆に高齢化で患者数は増えているかから、医師や看護師は激務で、医者を含む医療従事者のなり手不足は深刻だった。
無論患者にも「早期退院」を促した。
 「新患者」を入院させないと経営が赤字になるから、そうなっていたのだ。
これも、コロナで見えて来た、安倍政権の失策でもある。

 


 

 



 


【大きく見るとコロナ危機は、行き過ぎたグーローバル化にもある】
 市場原理主義。つまり、新自由主義による社会保障・医療を切り捨てが何をもたらしたかを、露呈した。
 イタリアの悲劇をみるように、今の日本も同じくで「社会保障・医療切り捨て」が悲劇となって、その厳しい現実で示している。


 資本主義的グローバル化がウイルスを瞬時に拡散させながら、自国第一主義で危機に対応できない姿も示している。

人が生きて行く上で、大事な基本のこの部門を普段から優先順位を下げてはいけない。
そういう見方をすれば、いかに安倍政権が軍事費などを倍増させた予算編成はまったく意味がなかった事を示している。
今現在だけではなく、過去を見る視点も大事ではないのか。
痛烈にそう思う。 
多くの人にそういうことにも気づいてほしい。