風水羅盤ですが、風水を実践するためには、必須の道具です。
ただし、巒頭派といって、方位磁石をまったく利用しない流派もあります。
写真の羅盤は、私が玄空飛星を学んだ時のものです。
26センチあります。
羅盤に毎日触れていると、不思議に自分の手に馴染んでくる感覚になり、他の人の手に触れさせたくないので、貸すのもためらうようになります(^o^)
完全に自分専用の愛盤になってます(笑)
たぶん、羅盤を持っている方は、この感覚を理解してもらえると思うのですが。
羅盤の複雑な模様のような文字や記号を眺めていると、なんともいえない神秘性を感じますよね(^o^)
先生から、羅盤の説明を受けた時には、各層を読み解くたびに、推理小説なみの面白さを感じました。
さて、この羅盤の使い方ですが、
専門的な風水講座やセミナーなどでは、主に上級コースや現地実践コースで羅盤の使い方を教えてもらうことになります。
占術家によっては、若干指導方法は違いますが、おおかた、次のような指導をします。
「時計や金属類は身につけないで、地面に置いて測ってはいけません。建物の向きを判断したら、家の壁、玄関を背にして(又は家にまっすぐ平行に向いて)臍の部分の位置に持って測ってください。できるだけ、磁場の影響の少ない場所で行いましょう」
というのが一般的です。
受講生もだいたいこれぐらいの説明で納得します。
ですが、私はそれだけの説明では納得しません(笑)
1 なぜ、臍のところに持って測るのか? 膝や顔の位置ではダメなのか(笑)
2 家との距離はどのぐらいの位置で測るのがベストか?
3 都心では、どの場所でも磁場の影響を受けるのでどうしたらよいか?
4 場所によって方位の度数が違う場合は何を基準にして選ぶか?
などなど。
私の「なぜ?」の質問に、納得のいく説明で答えてくれた先生はほんの数人だけでした(T_T)
これは、あくまでも、私の知りたい範囲での質問となります。
ところが、私の知り得ない羅盤についての情報を教えてくれたのが、私の尊敬する師匠でした。
■羅盤を家にしまっておくときの注意点
■羅盤を使用しないときの赤色の糸(十字線)の定位置がある
■羅盤を使用するときの、最初の廻し方も一応手順がある(時計回りか逆廻りか)
■羅盤を使用する前に言う呪文のような言葉もある
■羅盤で測ることを下盤とも言う。
■羅盤を使ってはいけない日がある。
■流派によっては、空亡が存在する。
(例えば、ピッタリと北の0度の場合は、霊、幻覚を見る、一家破産...)
などなど…………。
そんなのどうでも良いという風水師の方もいるでしょう。
ですが、羅盤一つ活用するだけでも、その神聖な儀式のようなものが存在することは覚えておくべきでしょう。
この指導ができる先生は、中国の伝統的な風水師の系統の人から指導を受けた人だったり、その流派による直系の先生の実践を現地で見ているから知り得る情報です。
このような情報は、おそらく著名な風水師の講座のテキストでさえも載っていません。口伝(現地の指導の際に、言葉で伝える)によるからです。
先生によっては、秘伝といって小出しにする人もいますが、
そんな秘伝のような話は、私から言わせれば、むしろ使えない、役に立たないものと思っています。