デジタルアートでダリを体験 | 不思議戦隊★キンザザ

デジタルアートでダリを体験

さてコタツ席でゴールデンカムイを見終った我々は、次にところざわサクラタウンの角川武蔵野ミュージアムを目指した。公共交通機関ではちょっと面倒そうだったのでサクッとタクシーで。

 

地元民をざわつかせたという外観のミュージアム

 

2020年の角川本社の移転は出版界に激震を起こした。なぜなら飯田橋から所沢というありえない移転だからだ。普通、移転っつったら都内だろ。所沢なんて遠すぎる。どーしていきなり所沢?と話題になったのである。通勤可能者が一気に減少するのでは?という心配の声もあがった。しかしリモート体制をコロナ禍以前から準備してきた角川、あっさり所沢に引っ越して現在普通に稼働できているっぽい。

 

大魔神がいました

 

神社もあります

 

ということで現地に到着した我々はまずランチで腹ごしらえである。少々遅めの時間だったのでマダムが所望したサバの味噌煮定食は完売であった。なので次点のオムライスを選ぶとオマケがついてきた。

 

期間限定だったような

 

オマケのハガキ

 

お友達の頼んだ豪華な魚介カレー

 

ドリンクは別料金でした

 

さて、なぜここを訪れたのかというとちょうどダリのデジタルアート展が開催されていたからである。デジタルアートをどう説明すればよいのか迷うのだが、壁と床を全てスクリーンにしてアートを映写する没入型展覧会、といえば分かるだろうか?え、分からない?ですよね~~~~。

説明するより画像を見てもらったほうが早い。ということで飯を喰ったらいざデジタルアートへ突入だ!

 

撮影スポットがいっぱい

 

まず最初のエリアはフォトスポットとなっており、例えば卵の中に入って撮影することが出来る。小道具にダリのヒゲやスマホ用三脚が用意されているという親切設計。

 

平日だったのでガラガラ

 

聖アントニウスの誘惑を背景に

 

ダリの写真を背景に

 

思う存分撮影したらメインのデジタルアート劇場だ。

 

結構広い

 

ぬるぬる動くんですよ

 

こいつがね、近づいてくるんですよ

 

象が歩くのですよ

 

すっごくクリアなのです

 

広いエリアは壁床全てがスクリーン、シームレスでダリの作品がデジタルアートで映写されていく。

 

静止画像じゃ面白さが伝わらないなあ

 

サイケデリックでいい感じなんだよなあ

 

ポップだったりシュールだったり

 

壁に映る影もアートの一部のようだ

 

ひとつひとつのイメージが

3メートルくらいあるんですよ、これ

 

幻想的でもあり

 

次々と移り変わる作品の洪水でトリップ感満載。しかもBGMはピンク・フロイド!なんというサイケデリック!自分は留まってるのに壁の画像がグングン大きくなるだけでこっちに近づいてきている錯覚を起こして脳味噌がバグる感じ。エンデの「鏡の中の鏡」みたいな。

 

デジタルなので色彩が綺麗

 

デジタルすげーな

 

好きなひとはハマるかもね

 

ダリの作品はデジタルアートに

「使われている」だけで

 

ダリの作品を観賞しているわけではない

 

著名人の作品をデジタル化して

勝手に動かしていいものだろうか

 

堪能したけど、いろいろ考えてしまった

 

会場の広さが分るでしょうか

 

会場説明にはこうある。

 

鑑賞のしかたに決まりはなく、場内を歩き、立ち止まり、時には座り、来場者が自由に動くことで、その人だけの展覧会を楽しむことができます。

 

ってなことで会場にはビーズクッションがいくつか設置されているので寝そべりながらの体験が可能。ただし数は多くないので早い者勝ちである。

開始から終了まで約35分、どっぷりダリにハマることが出来る。いやあ、初体験だったけど確かに没入できますね。新感覚のアート観賞というか、浮遊感のある不思議な感覚。アートというよりクラブ的なレジャーに近いか。クラブなんて行ったことないけど。

 

ここはまた別エリア

 

ダリについての説明など

 

遊び心がある

 

以上、初体験のデジタルアートであった。今展覧会のメインはあくまで「デジタルアート」であり、ダリの作品を観賞できるワケではない。まあ、これはこれで一種のレジャーとして良いのかもしれない。

さてここ角川武蔵野ミュージアムはサクラタウンという一帯にあり、サクラタウンとはポップカルチャー発信拠点にしようと目論んで角川が企画した場所である。ミュージアムのほか書店、ハンモック付き休憩所、土産屋、カフェ、神社などを集めて「日本のポップカルチャーを一日で体験」できることを目指しているようである。インバウンドでどーのこーのってやつか。確かに一日遊べると思う。日が暮れると鳥居が光ってゲーミング鳥居になるし。

 

なんで光ってんの

 

色気づきやがった

 

駅までの道すがらにあるマンホールの蓋も薄っすら光を帯びたゲーミングマンホールであった。蓋のデザインがアニメっぽいし。もしかして街をあげてゲーミングタウンに化けるつもりか。駅は普通だったけどそのうちゲーミング駅になるかもしれん。駅だけではなく、ゲーミング道、ゲーミング畑、ゲーミング電線、ゲーミング木、ゲーミング信号と次々にゲーミング化するのであろうか。ゲーミングの意味がイマイチわかってないけど。全てがゲーミング化された頃に、もう一度訪れてみたい。

あっ、ってゆーか仮面ライダー展が始まってるじゃん!!

 

年寄りが集まりそう(マダム含)

 

行きたい!でも遠い!ところざわまで遠出する気力がまだ養われていない!ゲーミング人間に改造すべきか。