有閑マダムの密かな愉しみ 雑食編
ちーす。マダムですわ。花粉も落ち着いていま一番過ごしやすい季節ですわね。みなさま、如何お過ごし?
マダムは積読を消化すべく週末はおうちに籠って読書に励んでますの。でもいつの間にか眠ってしまって全然捗らないですわ。ほほほ。春眠暁を覚えずですわね・・・。
しかし!西に美味いものありと聞けば参上し、東に美味いものありと聞けば参上したりしてますの。まあ都内なんですけど。主に神楽坂と自由が丘なんですけど。範囲が狭いんですけど。ほほほ。相変わらずの雑食ですわ。ってことで有閑(でもない)マダムの密かな愉しみ、始まり始まり~~~。
珍しく中華ディナー。この日は映画部の3年振り?くらいの部活動、部員全員話したがるのでカオス。なぜ中華かというと、映画部の部室が長らく神保町の町中華というか餃子屋だったため。会社が引っ越して神保町より離れてしまったので近場の神楽坂でテキトーに探した中華屋。そこそこ美味いらしいが、話に夢中で何を喰ったのか全然覚えてない。
前菜
廻るテーブルが中華の証
炒め物?
揚げ物?
メイン?
これは覚えてるわ!
北京ダックでした
〆はレタスチャーハン
珍しく寿司屋ランチ。神楽坂の結構お高い寿司屋だったがランチなので夜ほど高くない。握ってくれた板さんがアニオタだったことしか覚えてない。休日はゲームか秋葉原にお出掛けらしい。
カウンターでドキドキ
あん肝だったかな
さあ寿司ランチスタートです!
生魚
次も生魚
生魚
あぶり生魚
アニオタ
イクラだ!
生魚
生魚
ホタテがスタンバってますね
ホタテ軍艦巻き
なにこれ
まきもの
椀
卵焼き!
珍しく焼肉ランチ。これまた神楽坂の新しめの焼肉屋。良い肉ばっかりだったので若干胃もたれ。サシの入った肉を受け付けなくなりつつある。
ランチなので酒が飲めない
タンですかね
焼いたらちぢみますね
当たり前ですけどね
高そうな肉が出てきた
むちゃくちゃ柔らかい
すげーサシにビビるマダム
でも美味そう!っつか、美味い
〆は冷麺ですね
デセールは柔らか杏仁
ファニーのココットキュイジーヌでディナー。この日は女性4人でボトル2本・・・・。
ゴジラ先輩がスタンバってます
オーブン焼きの玉ねぎがあま~~い
いつも豪快な盛り合わせ
パンがしっとり美味い
2本目は南フランスの赤
メインはチキン!
チョコボールで〆
広島に用事があって旅行支援で帰省したらお好み村クーポンが付いたのでお好み村でお好み焼き。ちなみに広島人はお好み村に行ったことがないというのは本当だ。マダムもムッシューも初めて行った。いろんな店がある中で「あとむ」に入店。空いていたからである。でもどこで食べてもお好み焼きは美味いと思う。なので心配せず、いろんな店にどんどん行ってみて欲しい。
初めて行った
あとむさんに入店
お昼時間で次々と席が埋まっていく
急に忙しくなったあとむ
イカフライは欠かせません
美しいですねえ
美味しそうですねえ(美味い)
イタリアンディナー。予約なしで飛び込んだらちょうどキャンセルが出たってんで夜飯にありつけた。入れなかったらそば屋かカフェ飯を覚悟してた。入店出来てラッキーだった。
夕暮れ時
とりあえず泡だ!
ポップオーバーはおかわり自由
前菜のラタトゥイユ
安心の生ハムサラダ
なにかのフライ(忘れた)
ルビー色の肉!
追いパスタ
追いグラッパ
やっとドルチェだよ
同僚はティラミス
満腹で死にそうです
休日イタリアンランチ。場所は新宿伊勢丹。ランチの予約は出来なかったので10:30に現地到着。こんなに気合いれてランチに挑んだのは久しぶりだ。テーブル間が広めにとられており時間制限もなくゆっくりできた。もちろん美味かった。
イェ~イ!カンパーイ!
サクサク食べるぞ
つるつる食べるぞ
メインに合わせて2杯目は赤
肉だ!!
コーヒーで〆
マダムは映画を観る以外に新宿に行くことはない。ランチもわざわざ新宿に行くことはない。ではなぜ今回は新宿まで出張ったのかというと「フランス展」をやっていたからである。デパートの催事でよくやってるアレである。特に興味は持たなかったのだが友達に誘われて行ってきた。ランチはそのついでである。
そんで、今回の新宿伊勢丹フランス展であるが、初っ端から伊勢丹がやらかしてしまってケチのついた催事となったようである。なにをやらかしたのかというと
チェック機能はどうなっておるのだ
分かるかな?国旗がフランスではなくオランダ国旗になっていたのだ!唖然。しかも右のカップルが乗ってるのはどー見てもヴェスパだし、書かれている単語もイタリア語である。なにやってんだ、伊勢丹。デザイナーもどうかしてんじゃねーのか。というケチである。
だもんだからマダムは全然気合を入れてなかった。それが良かったのか、あるいは悪かったのか分からんが、出会ってしまったのである!!
そこはアンティーク版画を売っているブティックであった。目につく場所にバルビエの版画が飾ってあり、つい足を止めてしまったのである。モノホンをこんなに間近で見たのは初めて・・・でもないな、鹿島先生の展覧会でいくつか見たな。でもまあブティックにはモノホンのブツがいくつもあって手に取って観賞でき、他にもルイス・ウェインやケイト・グリーナウェイ、メアリー・パーカーなどの有名挿絵画家の作品が揃っている。へ~、カネを出せば買えるんだなあと思ったマダムは閃いた!カネを出せば買える!と。
あとは、分かるな?
ちょっとした宝物
ヴェルレーヌの詩集「艶なる宴」にバルビエが詩をイメージした挿絵を添えた画集の中の一葉「Dans la grotte(洞窟で)」である。1928年に限定1200部で発行された。ポショワール(ステンシル)という印刷技法で、フランスのアールデコの時代の豪華挿画本に好んでこの技法が使われた。絵の具が直接紙にのるため、インクがつぶれず鮮やかな発色が特徴。購入した作品は精緻で退色なく艶っぽく官能的。ええやんけ!ええ感じやんけ!
ではどのような画か見てみよう。描かれているのは男女である。貴婦人と愛人であろうか。「洞窟で」とタイトルにあるように逢瀬の場所は洞窟のようだ。洞窟とはいえ人工物で、例えばアントワネットとフェルゼンが逢瀬を重ねた愛の神殿的な東屋であろう。ドレスをはだけた女性に男性が跪いている。たぶん、愛の言葉を捧げているのだろう。マダムは「これしかない!」と思った。マダムに相応しいのはこれだ!と。
マジで色が綺麗!
夢を叶えるには夢を具体化したキャッチコピー、あるいはイメージを目の付く場所に飾っておくと良いという。そこでマダムは考えたんだ。これを飾っておけば、いつの日かいい男がマダムに跪く日が来るに違いないと。
ホクホク顔で作品を持ち帰ったマダムはウチに戻って気が付いた。飾ることのできる壁が一面もないことに。壁という壁には本やらレコードやらCDやらDVDやら怪獣やらで隙間がないことに。
仕方ない。いまは飾ることが出来ないけど、いつかこの画を飾ることのできる部屋に引っ越すんだ。それまで頑張って働こう。「なんでおっぱい出てんの?」と聞いてくるムッシューはスルーして頑張るんだ。