2月15日、母が外反母趾の手術で入院しました。
長年、ヒール靴を履き続けた影響で足指の変形が進み、
歩行時に痛みが出ていたのですが、
近くの病院では対処方法がないと言われていました。
専門病院を探した結果、表参道にある「足のクリニック」に辿り着き
1年間通院し治療を続けた結果、手術を勧められ
北区にある「花と森の東京病院」への入院が決まりました。
母は元々「出産以外での入院経験がゼロ」という健康体。
今回の手術は半年近く悩んだ末の決断でした。
外反母趾の手術は通常は親指だけですが、
母の場合は足のアーチが完全に崩れていて
人差し指、中指、薬指が脱臼していた為、歩く度に痛みが生じているとの事で、
他の指5本も同時に手術をすることになりました。
つまり
足の指10本中、7本の指を手術するという事
術後に病院スタッフから聞いた話では、
7本の指の同時手術は前例がないくらい珍しいケースとの事で
手術時間も予定より1時間半延び、6時間を超える大手術となったそうです。
術後の母の足は 包帯グルグル巻きで
見事なドラえもん状態になっていました。。( ̄▽ ̄;)
病院のスタッフの方が皆さん良い人ばかりで本当に助かりました。
病院慣れしていない母も、不満を言いながら適度に非日常を楽しんでいたようで
2週間のリハビリと入院を経て無事退院できました。
親指には釘が2本ずつ、
他の5本の指には針金が刺さった状態のままの退院となりましたが、
この先も健康に歩き続けて行けるためのプロセス。
普段は気丈な母が、よちよちとペンギン歩きで歩く姿が少しだけ可愛らしく‥
そして、強かった母も80歳となって助けが必要な立場になったんだな‥
などなど・・・、
様々な思いがこみ上げてきました。
普段は実家に帰っても、ゆっくりと話す時間が取れなかった親子でしたが、
入院中は今までにない程、色々な親子の話ができたような気もします。
きっと、全ての事に意味があって起きたイベントなのでしょうね。
大都会なのに、
鳥居をくぐった途端に空気が変わったのを感じました。