法恩院住職 鳥沢廣栄著
『スッと心が軽くなる仏教の言葉』を引用させて頂き投稿させて頂きます。
[考え方を少し変えたり、世の中を見る角度を少し変えれば、生きる希望は見えてくるものです。それを説き明かし、安楽な世界へと導いてくれるのが仏教なのです。
仏教には、自分の生き方を変える言葉がたくさんあります。生きる希望が湧いてくる言葉が数多く語られています。そのことを多くの方に伝えたいと思い、本書を記しました。
この本を読んで、少しでも生きる希望が得られるならば、幸いに思います。あなたの心に響く言葉が、きっと見つかることと思います。 合掌]
鳥沢廣栄著
第二章 道が開ける言葉
帰依三宝(きえさんぽう)───まずは信じてみること(典籍:「多数」)
[三宝とは、三つの大切なものという意味です。その三つとは、仏・法・僧
のことです。仏教は、この三宝を信じることから始まります。
仏とはいうまでもなく仏陀のことで、お釈迦様のことです。法はお釈迦様が説いた教え、僧は出家してお釈迦様の教えを実践している修行者のことです。
帰依とは、信じ従うことを意味しています。「帰依三宝」とは、仏陀とその教えと教えを実践する修行者を信じ、従うことを意味しているのです。
出家しようとする者はもちろんのこと、救いを求める者は、まず三宝に帰依することから始まります。それはこのように言い表します。
「弟子某甲(でしむこう) 尽未来際(じんみらいさい) 帰依仏 帰依法 帰依僧」これを三度繰り返します。仏法僧を信じ従うことを誓う言葉なのです。
お寺に行き、本堂で本尊に向かって心静かに手を合わせること、これは帰依仏にあたります。仏教書を読んだり、法話会に参加したりして仏教を学ぶことは帰依法です。お坊さんに話を聞くこと、お坊さんに教えてもらうこと、お坊さんにお経をあげてもらうことは帰依僧です。
まずは、信じてみることです。救いの道は必ずあります。それを見つけるまで、仏法僧を信じて従ってみることです。仏教は八万四千の法門といわれています。数多くの生き方が説いてあるのです。あなたにあった道が必ず一つはあるのです。信じてみましょう。]
【仏法を信ずる原点と言えます大事な宝です。この3つを信じる事により正しい信心が生まれます。
例えば、私は法華行者ですので、仏は教主釈尊です。法は妙法蓮華経です。僧は日蓮大聖人です。どれが欠けても正しい信心はできません。 合掌】