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大法輪第74巻より真理への道 ブッダの名句・名言を引用させて頂いております。
〈約2500年前に説かれたブッダ・釈尊の言葉は、その後、弟子たちにまとめられて経典(原始仏典)となり、現代まで伝わっています。今回は、そうした原始仏典の中から、特に名句・名言に学び、釈尊の説かれた慈悲の精神に触れることを目指します。〉
第二部まことへの道
怒りを離れる ⑥横山全雄(ぜんのう)広島県 国分寺住職
[怒りを断てば安らかに寝ることができる。怒りを断てば悲しむことがない。](『相応部経典』Ⅰ・八・一
〔怒りの正反対の心が慈しみの心です。好ましくないものを嫌い、拒絶する怒りに対して、慈しみの心は、他を受け入れ共感する心です。
特に怒りっぽい人のためには、この慈しみの心を育てる四無量心を修行するよう勧められています。
生きとし生けるものを友として観じ、それらが苦しんでいるときには救ってあげよう、喜んでいるときにはともに喜ぼう、誰に対してもわけへだてなく好き嫌いなく冷静に対しようとする心を育てることで、怒りの心を減らしていくことができます。
そうして誰にも敵対する相手としてではなく、親しみが感じられるようになれば、何を見ても聞いても文句を言い怒りの心が生じていた人でも心穏やかになり、人が困っていれば物惜しみせずに手助けし、人の幸せに嫉妬することもなく、過去になされたことに後悔することもなくなることでしょう。
そうなれば、安らかに寝ることができ、悲しむこともないと、この偈文は教えています。〕
【確かに自分が怒りを発している時は興奮して人に慈悲の心をかける心も全く起こりません。私の経験からも良く分かります。
佛さまは三つの毒として『貪・瞋・痴』をあげられております。怒りは猛毒です。修行を積み重ね常に『柔和忍辱』の心を持てる様に務めたいですね。
法華経の普賢菩薩勧發品第28に『短気諸(もろもろ)の悪重病』とお説き頂いて居ります。
四無量心とは『慈・悲・喜・捨』合掌】