《日本の近代とは》
〔『立正安国論』は、日本近代においてその価値を蘇らせた書物です。では『立正安国論』は、日本近代の思想家によってどのように読まれてきたのでしょうか。このことを問う前に、私たちはまず日本の近代とは何であったのかを知る必要があります。
日本の近代は、黒船によってもたらされた「西欧近代文明」という世界化の波に、必死に対抗していく中から形作られました。西欧より起こった科学文明による産業と近代国民国家は、非西欧地域を植民地化していくことで、自らを世界標準として拡大していきました。
欧米列強によって開国を迫られた日本は、その植民地とならないために明治維新を行い、西欧型の国家作りに着手したのです。
「王政復古」と「文明開化」に象徴される日本近代の始まりは、西欧の近代化の歴史とは異なり、復古させた王政によって西欧型の国を作るという力技でした。西欧では政教分離から近代国民国家が作られますが、日本では天皇を中心とした祭政一致の絶対主義によって、一君万民の国民国家が形成されます。
こうした日本の近代化は、単なる西欧化ではなく、「和魂洋才」という言葉にみられるように、日本の伝統的精神をもって西洋文明を使いこなすことを目指したものでした。
しかし「王政復古」が天皇制の近代化であったように、伝統さえもすべて作り直さなければならなかったのが、日本の近代だったのです。〕次回に続きます。
【明日より『立正安国論』の影響を強く受けられた田中智学・内村鑑三・北 一輝・石原莞爾・上原専祿等の投稿させて頂きます。 引き続き宜しくお願い致します。 合掌 】
世界平和・日本国安泰・正法興隆・天変地変の難の成仏・新型コロナウイルスの早期収束を共に祈願させて頂きましょう。南無妙法蓮華経
「先祖の血みんな集めて生まれけり」と説かれておりますが、私達の血肉の本は多千億のご先祖様です。
子孫自らが亡き両親・亡き我が子我が家族・ご先祖様のお供養をさせて頂く事が、今命を頂いている者の使命役目であり信心の基本です。
ご先祖供養を初めとする釈尊の出世の本懐で有ります法華経による信心をご一緒に行わせて頂きませんか。
現在FBを通じてご遠方の方々ともご縁を頂き、一乗会会員になっておられます。 合掌
最後迄お読み頂き有り難う御座いました。(^_^)v
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一乗会本部教会
本年度身延山、法華諸山参拝のお知らせ
一乗会では毎年バスにて1泊2日日程で首記の参拝を行っておりますが、本年度は身延山久遠寺と池田本覚寺(静岡市)に参拝する事が決まりました。一人でも多くの方々と共に末法悪世の中にあって、社会を浄化する修行を行わせて頂きたいと存じます。
1.日程 令和3年7月26日から27日
2.主なる参拝修行
池田本覚寺参拝、御開帳
身延山智寂坊宿泊(宿坊宿泊)
宿坊ー身延山ー宿坊間の唱題行
身延山久遠寺参拝、御開帳、寺内見学
思親閣参拝(ロープウエイ)好天気の場合は富士山が見えます。
日蓮大聖人ご陵参拝、献花
3.費用(2日間の諸費用全て含む)3万5千円
4.集合、出発 7月26日 午前8時30分 一乗会
解散 7月27日 午後8時ごろ 阿倍野橋
ご質問が御座いましたら木村皓一迄
連絡先 090-6238-4248
個人では経験し難い参拝ができますので生涯の思い出として
一人でも多くのご参加をお待ち致しております。 合掌
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今年も正法を持(たも)って万物の霊長としての役目を果てして行きたいと存じます。
『人間はこの世に二つの姿として生まれて参ります。一つは光輝く姿。もう一つは闇の姿。
前世の行為により違って参ります。即ち「善因善果・悪因悪果」です。
大事なのはその後の人生です。
光輝く姿として生まれた人はよりその光を増すように精進する事が大事な事であり、決して闇の中に落ち込む様な行いはしてはなりません。
一方闇の姿として生まれた人は過去世の悪業をお詫びし善根を積む行いをする事です。闇より光の姿として変化出来ます。
夏の夜 外灯の明かりに虫達が群がる姿は明かりを求めているのです。人間も何一つ変わりはありません。
自ら光ますと周りの人々は光を求め救いを求めたりよき仲間となりたい思いとなります。良縁が広がって参ります。
闇の中に陥りますと逆の結果となってしまいます。従って自らが光る事が何より大事な事であります。合掌』
一乘会本部教会の活動状況のお知らせ!!
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宗教法人 一乘会本部教会(以下一乘会)は昭和32年に発足し八万四千の佛教の経典の中で最尊最上である法華経をもって世界平和と人々の幸せを目的として信行している教団です。
世の中、物質文明が主体となる中、次第に宗教離れが顕著となり、一乘会は小規模な教団故、その影響をより強く受ける様になりました。そこで宗教活動以外に於いても世の為、人の為になる事は実施するよう、会員間で話し合い活動の輪を広げ今日に至っております。宗教活動以外の主な活動は次の4点です。
① 写経会(月1回開催)
②バザー(写経会の時に同時)
③まちライブラリ(月一回開催)
④ 畑を楽しむ会(月3~4回実施)
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コロナウイルス蔓延下にあっての我が懺悔(さんげ)
現在、世界中を震撼とさせているコロナウイルスはボーダーレスの時代にて瞬く
間に拡大し、感染者、死者共に急増しております。
ごく初期に適切に処理しておけば大問題になることなく平和裏に収まったものですが、それが出来なかったわけです。
科学的な見解は専門家に委ねるとして私は仏教者としての考えを述べさせていただきます。
今日まで人類は余りにも貪りの中に身を置き、物質的な豊かさを求めて参りました。
日々食する動物や植物に於いても彼らの命を頂いて生かせて頂いているにも拘らず、自分たちの為に存在している如く錯覚し余りにも感謝無き生活に陥っております。
この様な中にあってのウイルスの怒りの行動と受け止めます。
しかしその反省は殆ど無く、各国の指導者やマスコミは戦い、或いは戦争と言う表現にて対処されてます。
解決の糸口が見えないのは当然と思います。
この場合、地球の主であられる釈尊はどの様に対処されるでしょうか?
一切衆生はわが子、愛子であるが故、人類の行動を諌めておられるはずです。
4月16日発行産経新聞の正論欄に執筆された元文化庁長官の近藤誠一氏は「感染症と共生する智恵の蓄積を」のなかで
人類の暴挙が発端であり、ねじ伏せることでは解決しないと述べていただいております。大いに共感した次第です。
私が南無僧と崇めさせていただく日蓮大聖人は立正安国論の大著の中で「旅客来りて嘆いて曰く、近年より今日まで天変・地妖・飢饉・疫病遍く天下に満ち、
広く地上に蔓延る。牛馬巷に倒れ骸骨路に満てり。」
と当時の姿を記しておられますが、約800年経過した現在も同様の地獄図を各国で呈しております。
「汝信仰の寸心を改めて速やかに実成の一善に帰せよ」の文言が心に響きます。
正しい信心をなし、少欲知足の生き方を実践してゆけばウイルス達とも共存できる世の中になってゆくと確信します。 合掌
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『信心の深さの一つの判断基準』
熱帯夜で寝苦しいある夜、池に石を投げて波紋が広がる情景が浮かび、首記の事を思いつきました。自分の事しか考えずに生きている人は全く波紋が起こらない状態です。次は家族や親類の範囲まで心を注いでいる人たちです。次は友人、知人の範囲まで心を注いでいる人たちです。次は地域範囲まで心を注いでいる人たちです。次は日本の人たちに心を注いでいる人たちです。最も外の波紋は地球上の全ての生物の幸せを念じ、行動している人たちです。即ち仏様の心です。大乗仏教徒の最も大事な修行は利他行であります。少しでも広い波紋の心を持ち、実践することです。皆様は今どのくらいの広さの波紋の状態でしょうか?共々に前進しましょう。合掌