写真はお借りしました
鈴木修学著 無量義経略義
《無量義経十功徳品第三》
〔善男子、汝、是の経は何(いず)れの所よりか来たり、去って何れの所にか至り、住(とどま)って何れの所にか住(じゅう)すると問わば、當に善く諦かに聴くべし。善男子、是の経は本(もと)諸佛の室宅の中(うち)より来たり、去って一切衆生の発菩提心に至り、諸もろもろの菩薩所行の處に住す〕次回に続く
善男子、この経が何れのところより来たり、去って何れのところに至り、住って何れのところに住するかと問うたが、それをはっきり答えよう。
大乗の教えは一体何処から来るかといえば、佛の室の中から来たのである。即ち、佛の心の中から溢れ出たものである。
それからその教えの目標は一切衆生の発菩提心である。即ち、一切の人々が佛さまと同じつ智慧を具えたいという心を起こさせしめるのです。
発心ということは、佛ね智慧を成就したいと決心することであります。
発心功徳と申して、発心した時既に大きな功徳がそこに具わるといわれています。
華厳経の中の言葉はこのことと同じであります。
【悟れば一彈指(いちだんじ)という教えがありますが、そのスタートとなる心が発心、即ち発菩提心です。
この心がなければ象の太い足のみを見て、これが象と思う如く断片的な事のみに終始し、仏教、法華経の真髄を悟る事は出来ませんね。合掌】
世界平和・原水爆禁止・日本国安泰・正法興隆・天変地変の難の成仏・新型コロナウイルスの早期収束を共に祈願させて頂きましょう。南無妙法蓮華経
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一乗會本部教會
一乘会本部教会の活動状況のお知らせ!!
宗教法人 一乘会本部教会(以下一乘会)は昭和32年に発足し八万四千の佛教の経典の中で最尊最上である法華経をもって世界平和と人々の幸せを目的として信行している教団です。
世の中、物質文明が主体となる中、次第に宗教離れが顕著となり、一乘会は小規模な教団故、その影響をより強く受ける様になりました。そこで宗教活動以外に於いても世の為、人の為になる事は実施するよう、会員間で話し合い活動の輪を広げ今日に至っております。宗教活動以外の主な活動は次の4点です。
① 写経会(月1回開催)
②バザー(写経会の時に同時)
③まちライブラリ(月一回開催)
④ 畑を楽しむ会(月3~4回実施)
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尚、終了後希望者のみ懇親会を開催致します。
費用は500円です。
詳しくは一乗会ホームページをご覧下さい。🙇
《読んだ本にて2度も感激した事》
一乗会では行事の一つとしてまちライブラリーを月に一度開いております。礒井純充氏が提唱されたまちの小さな図書館での読書会です。
自ら読んだ本の感想を周りの人に披露し、そのことに対する話し合いの場を設けておりますが、私が6月に発表しましたのは李登輝著「武士道解題」でしたが、少し後に彼は亡くなられ、新聞やテレビで、この本は大変に話題になりました。7月は五木寛之著「大河の一滴」を発表しましたが、混沌とした現在、今なおロングセラーとなっており、必読の書として朝日新聞で紹介されておりましたが、偶然にも二か月も続いて私が読んだ本が、話題になっていることを知り感激しました。
一度是非読まれることお勧め致します。
『信心の深さの一つの判断基準』
熱帯夜で寝苦しいある夜、池に石を投げて波紋が広がる情景が浮かび、首記の事を思いつきました。自分の事しか考えずに生きている人は全く波紋が起こらない状態です。次は家族や親類の範囲まで心を注いでいる人たちです。次は友人、知人の範囲まで心を注いでいる人たちです。次は地域範囲まで心を注いでいる人たちです。次は日本の人たちに心を注いでいる人たちです。最も外の波紋は地球上の全ての生物の幸せを念じ、行動している人たちです。即ち仏様の心です。大乗仏教徒の最も大事な修行は利他行であります。少しでも広い波紋の心を持ち、実践することです。皆様は今どのくらいの広さの波紋の状態でしょうか?共々に前進しましょう。合掌