赤根祥道著:法華経に学ぶ
薬王菩薩本事品第二十三
一指を燃やして仏塔を供養せよ
[一切衆生憙見菩薩は豈(あ)に異人(ことひと)ならんや、今の薬王菩薩是れなり。]
釈尊は、宿王華菩薩が感激して声も出ないのを見ると、さらに説きすすめる。
『汝が意(こころ)に於て云何(いかん)、一切衆生憙見菩薩は豈に異人ならんや、今の薬王菩薩是れなり。其の身を捨てて布施する所、是(かく)の如く無量百千万億那由他数なり。宿王華、若し発心して阿耨多羅三藐三菩提を得んと欲することあらん者は、能(よ)く手の指・乃至(ないし)足の一指を然(とも)して仏塔に供養せよ 』
宿王華菩薩は、この瞬間、強いショックを受けた。一切衆生憙見菩薩こそ実は、今の薬王菩薩なのだと教えられたからだ。薬王菩薩が、娑婆の世界で限りなく自在に「法華経」を説き、人々を教化できるのは、これだけの献身があったからなのだ。
自分の身を燃やして灯明とする以上の供養があるだろうか。釈尊は、自己を捨てて、法のために生涯を捧げていけば、必ず「仏の智慧」が得られ、永遠の生命が自分に宿ることになると説いているのである。
【薬王菩薩は何故に自由自在に人々を教化出来るのかと思っておられた宿王華菩薩は、その理由をしかと分かられました。
一切衆生憙見菩薩こそ今の薬王菩薩なのです。
前世の勇猛精進が実を結ばれたようですね。 合掌 】
日蓮大聖人の御遺文
[在世の月は今も月、在世の花は、むかし(昔)の功徳は今の功徳なり。」
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