赤根祥道著:法華経に学ぶ

嘱累品第二十二

わが修習した法を付嘱す


[爾(そ)の時に釈迦牟尼仏、法座より起(た)って大神力を現じたもう。右の手(みて)を以て、無量の菩薩摩訶薩の頂きを摩(な)でて、是の言(ことば)を作(な)したまわく……]


 釈尊が大神力を現して「法華経」の功徳を説くと、菩薩たちは、暗闇に日月の光明がさしこんできたように思えて、感激していた。

 そのとき釈尊は、右の手をもって、無量の菩薩たちの頭をなでる。そして次のようにいう。

『私は長い長い年月、苦労を重ねて仏の智慧を得ることができました。今、幸せなことに、菩薩たちが、この法を受持し、守護して後世までも伝えていってくれると誓ってくれました。   私は、菩薩たちに、この法を託します。一心にこの法を広めてください。』

法座から下りて菩薩たちの頭の頂きを手でなでるということは、釈尊が、「法華経」を流布して人々に多くの功徳を施すよう、菩薩たちに頼んだことを意味する。

 釈尊に委嘱(いしょく)された菩薩たちは、声も出ないほど感激して、心の底から、「法華経」を流布し、無明の闇に苦しむ人々を必ず救いあげていくということを誓うのである。

 こうして、「法華経」は、釈尊から菩薩へと受け継がれて、今日まで流布されてきているのだ。


【子供の頃には両親や先生等から頭をなでて頂き嬉しかった記憶が甦ってきます。
この場面にありましては、菩薩様方が地球の主・法華経の教えの主釈尊より頭をなでられました。どんなに感激なされたことでしょうか。又当然の事ながら釈尊との約束即ち、「法華経」を弘める事を確と誓われました。
『我身命を愛せず  但(ただ)無上道を惜しむ』の心境になられた事と思います。 合掌】

世界平和・原水爆禁止・日本国安泰・正法興隆・天変地変の難の成仏・新型コロナウイルスの収束を共に祈願させて頂きましょう。🙏

最後迄お読み頂き有り難う御座います🙇

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一乗会本部教会

 宗教法人 一乘会本部教会は昭和32年に発足し八万四千の佛教の経典の中で最尊最上である法華経をもって世界平和と人々の幸せを目的として信行している教団です。
世の中、物質文明が主体となる中、次第に宗教離れが顕著となり、一乘会は小規模な教団故、その影響をより強く受ける様になりました。そこで宗教活動以外に於いても世の為、人の為になる事は実施するよう、会員間で話し合い活動の輪を広げ今日に至っております。
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② バザー(写経会の時に同時開催)
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④ 畑を楽しむ会(月3~4回実施)  しております。

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