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赤根祥道著:法華経に学ぶ

従地湧出品第十五       《  要点  》

光明を放つ地湧の菩薩は何を意味するか

多くの他の国土の釈尊の住むこの娑婆世界に来ていた菩薩たちは、釈尊と一緒になって「法華経」を広め、苦海にあえぐ衆生の救済にあたろうと申し出る。

釈尊は、その申し出を即座に断った。そして、感謝の心をもって話す。

『この娑婆世界にも多くの菩薩たちがおり、「法華経」を護持し、読誦し、書写し、供養してくれています。これからもいっそう志のある菩薩は多く出てくることでしょう』

 この言葉がまだ終わらないうちに、娑婆世界の地面が激しく揺れ動いて、その中から数えきれない菩薩が、姿を現わしてきた。娑婆世界は、無数の菩薩であふれ、光明を放ち合っているのである。

 この地湧(じゆ)の菩薩は、娑婆世界で苦しみを体験し、「法華経」を学んで、娑婆世界を救おうと、地の下の虚空にとどまっていたのである。それが、今こそ釈尊の呼びかけで全員が地の底から湧き出してきたのである。この菩薩たちは、すべて、四弘(しぐ)誓願を心に強くもって現われ出ている。

 『一、衆生無辺誓願度         二、煩悩無数(むしゅ)誓願 断         三、法門無尽(むじん)誓願学               四、仏道無上誓願成(じょう)』という大乗の誓願を唱えていた。

 弥勒菩薩たちは、びっくりして声も出ない。釈尊の説明を聞かないと、どうしても、この現実がのみこめない。

釈尊は答える。

 『弥勒菩薩よ、この地から湧いてきた菩薩たちは、わたしが娑婆世界において仏の悟りを得てから、教え導いて、仏の道を実践しているものたちなのです。』

 弥勒菩薩たちは、どうしてものみこめない。『釈尊が成道してから今日まで四十年ぐらいしか経っていないのに、どうしてこんなに多くの菩薩を育てられたのだろうか』と不思議に思っている。弥勒菩薩は不安に襲われたので、勇気を出して尋ねた。

 『釈尊の滅後において、今、私が見ている不思議な光景を、いくら説明しても、誰も信じてくれないとしたら、どうすればよいでしょうか』

 釈尊はこの疑問に、次の[如来寿量品第十六]で、その秘密を明らかにする。

[従地湧出品第十五]は、娑婆世界の衆生を救済するために、地の底から菩薩が湧き出してきて、『法華経』を広めることを説いている。「法華経」を広め、人々を幸せに導くのは、地湧の菩薩たちであり、地湧の菩薩とはあなたたちであると、、釈尊はいう。


【此の品より法華経の本門に入り、如来寿量品第十六のクライマックスに向けて説き進めてゆかれます。

本門とは釈尊が今世難行苦行の後、菩提樹のもとで悟りを開かれたと説かれた迹門に対し、実際は久遠実成の仏様である事を説かれた教えで有ります。《久遠実成本師釈迦牟尼佛》

従地湧出品第十五はその序章であり、突如四菩薩を初め久遠より教化された菩薩様方が地中より湧出されます。

その姿に対し、多くの弟子の方々がびっくりされたのは当然でしょうね。‼️  合掌  】

世界平和・原水爆禁止・日本国安泰・正法興隆・天変地変の難の成仏・新型コロナウイルスの終息を共に祈願させて頂きましょう。🙏


【川に例えて川上がご先祖で川下が私達子孫です。
川の水の汚れを綺麗にする為には、川下の水をいくら掃除しても元の川上の水の汚れを掃除をしないと川下の水は一向にきれくはならないですよね。その為には川上の水の汚れを綺麗にする事が大事です。
その川上のご先祖様の御成仏を法華経にて願わせて頂く行いこそご先祖御供養ではないでしょうか。


生きている親に孝を尽くす事は人間として大事な親孝行です。

亡くなられた親でありましても親に孝を尽くす事の出来るのは、万物の霊長である人間だけです。又それ以上に多千億のご先祖の血肉を頂いて生まれてきた私達ですから、ご先祖を敬い孝を尽くさせて頂く正しい行いが、日々の私達の幸せに繋がっていきます。

根(先祖)がしっかりしておれば、枝葉(しそん)は繁茂していきます。合掌  】

《日蓮大聖人のご遺文》

『親は十人の子を養えども子は一人の母を養う事なし』

最後迄お読み頂き有り難う御座いました。🙇

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