赤根祥道著:法華経に学ぶより
※序品第一
5、四諦を説き、十二因縁を説き……
「声聞(しょうもん)を求むる者の為には応ぜる四諦の法を説いて、生老病死を度し涅槃を究竟(くきょう)せしめ……一切種智を成(じょう)ぜしめたもう。」
[世間の人々は、生老病死からのがれられないことを認めようとはしない。
貪欲(とんよく)にふりまわされ、生きるために必要としないものまでも、必死になって
手に入れ、蓄えようとする。
死が目の前にきているのに、そね貪欲の炎をさらに燃えあがらせていく。釈尊は、世間の人々を無明の苦しみから解放する。正法を説くのに、声聞を求める人たちには、四諦の法を明らかにし、生老病死を克服して、ついには悟りの境地に導き、辟支仏(びやくしぶつ)〈縁覚(えんがく)〉を求める人たちは、十二因縁の法を説き、仏の悟りを求める菩薩のためには、六波羅蜜を説いて、阿耨多羅三藐三菩提(あのくたらさんみゃくさんぼだい)(仏の悟り)を得て一切の智慧を得られように工夫をする。
人生には苦かある。その苦をどうすれば取りのぞけるかが人々の求めてやまないところなのだ。
現実世界は相互に依存しあっている。縁によって成り立っている。生老病死もまた相依性(そういせい)によって起こってくる。老いをいくら拒否しても、生があるかぎり、それはさけられないものなのだ。
世間の人々は、十二因縁を理解しないで無明の淵に苦しんでいる。
無明からの脱出をどう人々に理解させたらよいのか、釈尊は、譬(たと)えをあげて説明していく。]
【仏様は人々の器の違いよって、それぞれ理解出来るように厖大な教えを説かれた意味合いがよく分からせて頂きます。 合掌】
四諦=真理という意味。根本真理
1、苦諦とはこの世は苦であるということ
2 、集諦とは苦が起こってくる原因は執着だということ
3、滅諦とは執着が滅した状態が理想境地である涅槃(ねはん)ということ
4、道諦とは涅槃に至るためには八因縁つの正しい修行(八正道)を実践すべきだということ。
十二因縁=仏教の根本的な教義。
釈尊が悟りを開いた時、苦しみ、悩みの原因は何かを考察し、見出だした十二の因果関係のことで、無明・行・識・名色・六入・触・(そく)・受・愛・取・有・生(しょう)・老死。
平易に言えば無明(迷い)により愛(執着)が起り、そのことにより苦しみ、悩みがおこるというものである。 〈日用小辞典より〉
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