何時もブログをお読み頂き有り難う御座います。🙏


今日はお彼岸の中日です。

「夫れ彼岸とは春秋の時正の七日、信男信女あって、若し彼の衆善を修して小行を務むれば、生死の此の岸より、苦海の蒼波を凌ぎ、菩提の彼岸に至る時節なり故に此の七日を彼岸と呉す。」と有ります。

彼岸と云うのは、血肉を戴いた御父母、又は縁ある人を回向供養して生きている人間が法にそって善根を積ませて戴く日です。

「ここに知りんぬ善悪決定の時節なり、二季・時正・此の時に、小善は又大善となるなり」とあります。

故にこの彼岸に法華経を持って、御父母、縁類を回向供養さして頂くと云う事は能く大菩提を成ずる事になります。

仏説彼岸功徳成就経に日く「疾く仏道を成ぜんとならば、汝等当に知るべし、春秋の時正・七日、昼夜同時に一切の諸仏、三世の世尊及び、無数萬億の菩薩等、及至諸法を演説して、衆生に於て楽を與う時なり」

云云、又日く「彼岸の時十方の諸佛歌讃し給うなり彼岸の時修行する故に佛道を成ずる事を得」とある所以です。
南無妙法蓮華経🙏


ご先祖様は此の日を千秋の思いにて待っておられます。
ご先祖様が居られての私達です。

一乗会ではご先祖様に生院徳のご法名を賜り、日々のお供養に加え春秋の彼岸には子孫自ら法華経にて御回向御供養を奉らせて頂いて居ります。合掌



前回三月十八日に投稿しました日蓮聖人様の御遺文(回向功徳鈔)の続編です。


『良郭(りゃうくわく)・阿用子(あようし)二人同じく死に候て閻魔(えんま)の廳(ちゃう)に参りたり。同業(どうごふ)なれば黒繩(こくじょう)地獄へ堕(おと)すべしと沙汰(さた)ある。

爾(そ)の時に小疾鬼(しょうつき)、娑婆へ行きて追善の様(さま)を見て参れと仰(おほ)せければ、刹那(せつな)の程(ほど)に冥途(めいど)より来たりて見るに、良郭(りゃうくわく)は孝子(かうし)ありて作善(さぜん)を営み、僧を請(しゃう)じ佛を造り経を書き、大乗経典を読誦して訪(とぶ)らふこと念比(ねんごろ)なり。故に閻魔法王に申す。

浄は梨の鏡を取り出(いだ)し御覧あるば、申すに違(たが)はず、
生涯の間造る處の罪業を、皆此の功徳に懸(かけ)合わせて見れば、罪業は軽し善根の札は重し。眞善妙有の功力(くりき)なるが故に衆罪は霜露(さうろ)の如く、忽(た)ちに罪障消滅して忉利天上(たうりてんじょう)の果報を得て、威徳の天人と成りて行かすべしと下知(げち)せられたり。

阿用子(あようし)我が身のことは、如何にと胸に當(あ)て思ふ所に、閻魔法王仰せらるる様は、阿用子の孝子(かうし)は何とあるぞと御尋ねあれば、されば候、娑婆に訪(とふ)らふべき孝子一人もこれなく候。

縦(たと)ひ候と申すとも、善根をなすことも候はず。

まして僧を請じ佛を造り、経を書き大乗経典を讃嘆(さんたん)すること候はず。一分の善根もなき由し申しければ、汝があやまりにやとて、は梨の鏡召し寄せて彼が罪障を浮かべて披見(ひけん)し給へば、げに訪らふこともなし。

縦(たと)ひ兄弟あれども作善もなし。
初七日とも知らず、四十九までも佛事なし。

閻魔法王不便に思召せども、自業自得果の道背(そむ)き難(がた)ければ黒縄地獄へ遣(つか)わす。

爾(そ)の時阿用子申さく、我れ娑婆にありし時馬車財寶も多かりしを、侘人(たにん)には讓らざりしに、何(いか)に妻子も兄弟も訪らはざるらんと、天に叫び地を叩けども、更に助くる者なし。三七日のさよなかに、宗帝王(しうたいおう)の筆を染めて、阿用子が姓名を委(くわし)く注(しる)し、四七日の明けぼのに倶生神(くしゃうしん)に持せつつ、五官王に引き渡しけり。』



【良郭・阿用子の二人は同じく死を受け、閻魔法王の前での裁きは孝子がいるかないかで両者にとっての相違が明らかとなりました。

その事を思います時、残された子孫の役目の重き事又お供養の大事を解らせて頂きます。】


次回最終遍です。



最後までお読み頂き有り難う御座います。(* ̄∇ ̄*)




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南無妙法蓮華経🙏🙏🙏合掌




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