耳がキーンってなるわ! | 三茶農園/きむらさとる

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 気付きの共有。コミュニケーション、演出表現について、まちづくり。渋谷とか静岡。

電車でとなりの席に座った女ふたりぐみが、
盛り上がりまくってうるさいのなんのって。
来年5月に結婚するから、ナオキがねナオキがね(ラブラブ)、
っていう話なので幸せになれよって感じなのだが、まーうるさいうるさい。
フット後藤よろしく耳がキーンってなるわ!

で、席移ろうかと見回したんだけど激混みだったのでひとつも空いてなくって、
仕方がないから居座ることにしたんだけど、じゃ注意してみようかと思ったものの、
うるせーとか、しー!とかいきなり言うのもあれだし、
自分が言われたらやだし、こういうときどうしたらいいんだ?
となってだんだんイライラしてくるです。
例えば職場で、私の隣人はガムを食べます。クチャクチャと音を立てて食べます。気が散るので腹が立ちますが、我慢しています。

隣人の方が悪いのになぜ私が我慢しなければならないのかと思います。しかし、こういうことでいちいちもめていたら、体が持たないような気もします。なぜストレートに相手に怒りをぶつけてはいけないのか?相手との人間関係が悪くなるからですが、悪くなっても言うべきことは言わなければならないのではないでしょうか?

結局、人間は「怒っている人」に対しては共感できないのです。たとえ、その人がどれほど正論を述べたとしても、です。怒らない人間になれと言っているのではありません。怒るときは、誰も共感してくれないことをよく心して怒れということです。
怒ったほうはすっきりするんだけど、怒られたほうは引きずってしまう。
悪口なんかもそうね。言ったほうは5秒で忘れるけど、言われたほうはずっと覚えてる。
世界中のみんなが悪口言ってるような気にさえなってくる。

というわけで我慢したよ。

おめでとうおめでとう、って心のなかで連呼して、
君のうるささにナオキくんはきっと7月ぐらいで愛が冷めちゃうんだろうね、
結果愛想つかせて出て行ってしまうだろうね、
因果応報だぜベイベー、なんてことは1ミリも思わずに、
怒りのマネジメントしてましたというめでたいお話です。

おめでとうございました。


怒りのマネジメント術