112日よりインフルエンザワクチン接種を開始しました。

本年度のインフルエンザワクチンは、昨年度と変わり4価ワクチンになります。

今シーズンから3価(A型2種類、B型1種類)から、B型株が1種類追加され、4価(A型2種類、B型2種類)になり、抗原が増量されました。具体的には、  

A型株
 A/カリフォルニア/7/2009 (X-179A) (H1N1)pdm09

 A/スイス/9715293/2013 (NIB-88) (H3N2)

B型株
 B/プーケット/3073/2013 (山形系統)
 B/テキサス/2/2013 (ビクトリア系統)

です。


1)ワクチン接種方法

 インフルエンザワクチンの接種量は、2011/12年のシーズンから変更・増量されました。6か月~2歳は0.25ml、3歳以上は0.5ml。

6カ月~12歳のお子さまは、2回接種が必要です。13歳以上は従来通り、1回接種でもよいでしょう。(65歳以上は、1回接種となっています)


2)ワクチンの接種時期

インフルエンザワクチンは接種後2週目ぐらいから抗体が上昇し始め、1ヵ月でピークに達し、その効果は約5ヵ月持続するようです。2回接種の場合は、2回目を4週後に追加接種した場合が最も抗体の上がりが良いので、2回目の接種は大体4週間後に受けるのがよいでしょう(添付文書上では、接種間隔は24週とされております)。

ただ、ここ通年は、インフルエンザは34月ごろまで流行を引きずります。そのため、2回接種の場合は10月下旬~11月初旬に1回目、11月下旬~12月初旬に2回目を、1回接種の場合は11月~12月上旬に接種がいいでしょう。

生後0~6ヵ月まではワクチンを接種しても抗体の上がりが悪く、また母親の抗体の影響でインフルエンザにかかっても軽くすむ子が多いといわれており、ワクチン接種の対象から外れています(ワクチンは接種できません)。

 乳児のインフルエンザワクチン接種の場合は、まず父親、母親をはじめ、家族が積極的にワクチンを受けることが大切です。周囲の人がワクチンを受けて、赤ちゃんへのインフルエンザ感染が防げます。


本年度のインフルエンザの予防接種は、一般の方は3500円にさせていただいております。吉野川市の助成が受けられる対象者の方は、1300円になります。数に限りがありますので、お電話にてご予約ください。