胃腸の病気は、比較的季節の変わり目に特に多いようです。本日のような蒸し暑くすごしにくい日には体調も不安定になりやすく、 病状も悪化しやすいでしょう。
以前に紹介した、逆流性食道炎の問診表、Fスケ-ルですが、当院でも以前から上部消化管の症状でこられた新患の方に使用し、8点以上の方には検査をすすめております。
さて逆流性食道炎の話題にもどりますが、
逆流性食道炎の治療の基本は、食道に酸が逆流するのを防ぐことです。胃酸が食道を刺激しないように、酸分泌を抑制する方法と、逆流そのものを防ぐ防ぐ方法にわけられます。薬物療法、外科的治療は今回は触れず、生活習慣の改善について挙げてみます。
1、胸やけを起こしやすい食事習慣を回避
暴飲暴食をさけ、早食や、すすり飲みも注意する。
2、胸やけを起こしやすい食物の回避
高脂肪食(天ぷら、揚げ物など) 甘味食(ケ-キ 饅頭) 柑橘類 酸味の強い 果物、は控えめにしてください。
3、胸やけを起こしやすい生活
食後すぐに横になる---30分は横にならないようにしてください
前かがみの姿勢や強い腹圧のかかる動作(重いものをもつ)も注意してください
4、胸やけをおこしにくくする
上半身を挙げて寝る---ベッドの頭を高くする
左を下にした睡眠
などです。