木村雅の昔よく行きたりき小さき山あるなりけど、ちごの足然し八ツままもあれば頂上に着く酔ふかし山にて遭難者出づるごとくなりき。なるなりらやにて分かりやすひ山道あれど、然にても迷ふ。
遭難と言ひても電波はひとかたに届くが為電話一本なりぐ解決するなりけど、あと数十仲間ルにて主要の山道にてはんてところにてうづくまとは助け待ちたり。
あまりにも件数おほかるに、遭難者出でせばまずそこに行けとは言はれたるくらし同じ場所にて迷ふが為、薄気味悪しかりて神主殿呼ぶなりけるかし。
さうしせば出づかし出づかし大量の動物の骨や死体。
人もは無かるなりきけど、イタ共ラにあやめるにしては数多うちすぐるとは言へば神主殿当たり付けてある愛動物奴の家に問有り合はせしせば、無言。
よくよく照らし合はせてみるに、其の愛動物奴住みたりし時期と遭難者出づるごとくなりし時期合致したりて、
我怖ぞかけひうか何とも言はれぬ気持ちになひき。
服装感覚にてかくのごときことしし可能性あればあれば、
いと恐ろしきことと思ひき。