弁護士バーは× 将棋バーは○? | 知財弁護士の本棚

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企業法務を専門とする弁護士です(登録30年目)。特に、知的財産法と国際取引法(英文契約書)を得意としています。

ルネス総合法律事務所 弁護士 木村耕太郎

 弁護士が酒を振舞いながら法律相談も受ける?という「弁護士バー」の構想に、弁護士会が待ったを掛けているとのこと。


 http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/091129/trl0911292206003-n1.htm


 個人的には、問題ないように思うのだが。ちなみに法曹のことを英語でbarという。「司法試験」はbar examだし「弁護士会」は「bar association」だ。「弁護士バー」っていうのも何だか駄洒落みたいである。

 

 一方、最近の将棋界の話題は、現役棋士が将棋普及のために開いたという「将棋バー」である。


 http://blog.livedoor.jp/hassy_blog/archives/51360631.html


 「ハッシー」こと橋本崇載七段は、変な髪形(失礼)にもかかわらず礼儀正しい好青年として将棋界で受け容れられており、また棋力もタイトルを狙えるほどの実力である。昔(中原・米長時代まで)と違って、トッププロが普及について熱心、というよりこのまま将棋人口が減ると現在のシステムが成り立たないという危機感を持っており、様々な取り組みがなされている。そうしたことの一環である。したがって将棋バーに対する批判的意見は聞かれない。


 「弁護士バー」に行くことはないと思うが、「将棋バー」には一度行ってみたい。