幻の?藤子・F・不二雄作品 | 知財弁護士の本棚

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企業法務を専門とする弁護士です(登録30年目)。特に、知的財産法と国際取引法(英文契約書)を得意としています。

ルネス総合法律事務所 弁護士 木村耕太郎

 藤子・F・不二雄大全集というのが出たじゃないですか。「オバケのQ太郎」はこの全集に再録されるまで、約20年も絶版になっていたらしいです。


 最初は「毛が3本」ではなかったんですね。1960年代の作品ですが、今読んでも面白いです。「ドラえもん」と違って、単純に笑えるところがこの作品の良さ。


 やはり「小池さん」を知らずして日本文化は語れませんね。


 ところで、子どもの頃読んだ藤子不二雄作品(画風からしてFの方と思われます)に、少年が宇宙を旅する話があるのですが、作品名を思い出せません。銀河系で2番目に文明の発達した星が、ボタンを押すと何でもできるという「ボタンポン星」です。この星の住人は、他の星の住人を未開人と軽蔑しています(特に「地球人」は戦争好きな恐ろしい宇宙人として悪名が高い)。しかし、ボタンポン星人を未開人扱いする星がたった一つあります。それは、ボタンをチラリと見るだけで何でもできるという、銀河系で最も文明の発達した「ボタンチラリ星」です。主人公はついにボタンチラリ星を訪れますが・・・そこから先が思い出せません!


 どなたか、題名を知っている方がありましたらお知らせいただけるとありがたいです。雰囲気は「T・P(タイム・パトロール)ぼん」に近いですが、「T・Pぼん」ではありません。一話完結でなく、長い話が全部つながっています。すべての藤子不二雄作品の中で、私の最も好きな作品です。


 ・・・と思っていたら、どうも「21エモン」という作品らしいです。お騒がせしました。早く全集に入れてください。