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サッカー審判TIPS(722) これは反スポーツ的行為

 

昨年のことだったか電車の広告で、サッカーの場面を使った写真があった。

スライディングでボールをカットしようとしているディフェンダーをジャンプでひらりとかわしている場面だ。

スーツを着てサッカーをすることについてはとりあえず目をつぶって、この場面でルール的に気になる点が

あるのだがおわかりだろうか。

 

スライディングしているディフェンダー?

ボールに触れることはできていないが、ボールにタックルに行っている。相手選手がボールと自分の足を

浮かせてタックルを避けたという場面だ。

特にファウルとはならないと思う。

 

 

正解は、タックルを避けてジャンプしている2人の選手。

2人で肩を組んで一緒に飛んでいる。

これは反スポーツ的行為だ。

お互いにもう一人を支えているという解釈なのだ。

ジャンプで相手をかわすときに手を貸したり、ジャンプヘッドに肩を貸したり、しゃがんだ自分の背中を

飛び板代わりに使わせたり(ん?漫画でそんなワザがなかったっけ?)、は反スポです。

まあ、味方が並んでドリブルというのは実際にはとてもやりにくくてできることではないが。