サッカー審判TIPS(626)
真上に上げる
先日の少年団の試合、副審を担当。
目の前で守備側競技者のファウル。旗を右手に持ち替えてフラッグアップ。
う~ん、いい感じで主審のサポートができたなーと一人満足していた。
ところがハーフタイム、反対側の副審から「KenKenさん、旗が斜めでしたよ」と指摘が。
そう、ファウルサポート時のフラッグアップは守備側ファウルの場合まずは旗を右手に持ち替えて右手を「真上に」上げて合旗を振り合図をするのだ。
そして主審の笛でプレーが停止された後にフリーキックの方向に旗を倒す。
ついつい真上に旗を上げているつもりでも斜め上方程度で止まってしまうケースが多い。
斜めであってもどちらのファウルがわかりやすいので良いとは思うのだが、旗が振られただけではまだファウルが確定ではなく主審の笛で確定となるわけだから、中立(だけど攻撃側のフリーキック)という意味でできるだけ真上に上げた方がよいのだろう(と思う)。
同じように、主審の間接フリーキックのシグナル。
片手を真上に上げるのだが、どうしても斜めになりがち。
真上にピンと手が上がっていると傍から見てキビキビとしているように見えるし判定にも説得力があるように見えてくる。
私は間接フリーキックの時に手を上げる際に腕が耳に触れるようにと意識している。
ファウルサポートで旗を上げるときも耳を意識しなくては、と思った次第である。