サッカー審判TIPS(514) 違和感 | サッカー審判KenKenのブログ

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サッカー3級審判KenKenの審判経験記

サッカー審判TIPS(514)
 
違和感
 
 
先週の土曜日から埼玉県のU-12県大会予選が始まった。
その最初の試合を吹く機会をいただいた。
前半、青チームが1点リード。
赤チームのゴールキック、GKではなくキック力のありそうなフィールドプレーヤーがボールをセット。
ここで給水タイムを取った。
 
再開の笛を吹いた。
当然、ボールをセットした選手が蹴るものと思っていたが、その選手は助走の位置まで下がったところで他のフィールドプレーヤーの選手と蹴るのを交代。
あれれ?
なんだよ、蹴らないのか。
 
と思ってそのまま代わりの選手がキックするのを見ていた。
 
ほとんど時間のロスは無かったのだが、「あれ?」と思ったところで警告を出すべきであったと反省。
タイミングを逸してしまったこと、どこからもクレームが出なかったことからそのままにしてしまったのはまずかったかな。
「時間の浪費」は勝っているチームだけが行なうプレーではない。
リードされているチームであっても、スムーズな進行とならないようなプレーがあったら警告しなければならない。
この場合、いかにも僕が蹴るというように準備ができていたにもかかわらず別な選手にキックをさせるということをし、時間を浪費したのだから自分が感じたところに従い「あれ?おかしいぞ」と思ったらすぐ行動に移さなければならない。
「まぁ、いいか」を許すとどんどん歯止めが利かなくなる。
スローインの位置しかり、ボールがちゃんと止まっていないのに蹴ることしかり。
「あれ?」と思った違和感を大切にして判定していきたい。