サッカー審判TIPS(339) これもPK | サッカー審判KenKenのブログ

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これもPK

高校サッカー3回戦、ルーテル学院(熊本)vs日章学園(宮崎)のダイジェストをテレビで見た。
日章のDFがゴールライン際をドリブルでペナルティエリア内に侵入しようとしたルーテルの選手に抜かれた。
DFは相手選手のシャツを引っ張り、追いかけた。
途中で手を離したが笛が吹かれPKが宣告。これが決勝点となった。

ルールブックの110ページにこのような記載がある。
守備側競技者がペナルティーエリアの外で相手競技者を抑え、そのままペナルティーエリア内でも抑えていた場合、主審はペナルティーキックを与えなければならない。

まさにこのルールが適用された例だった。
DFはペナルティエリアに入る前に手を離したつもりだったのだろうが、厳格にルールが適用されてPKとなってしまった。
手を離した地点がエリアの外なのか中なのか正確に見分けるためには良い位置取りが必要だということだ。
PKの笛が吹かれたということは確かな位置取りでこのプレーを見ていたということなのだろう。