サッカー審判TIPS(323) ハンドの見落とし見っけ | サッカー審判KenKenのブログ

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サッカー審判TIPS(323)

ハンドの見落とし見っけ


別に審判の揚げ足を取るわけではないが、テレビのニュースで見たらハンドの場面があったのでちょっと告げ口してみる。

10月11日(日)の天皇杯予選。
横浜FマリノスとVファーレン長崎の試合。
後半、Fマリノスの狩野がクロスをトラップして渡辺千真のゴールをアシストした。

そのトラップの場面。
胸でトラップしたように見えたが、よく見るとちゃんと腕に当たっている。

ハンドリングの反則は、「意図的に」手または腕でボールを扱うことなので、意図的かどうかが判断の根拠になる。
相手のシュートがたまたま避けた腕にあたったという場合はハンドリングは取られない。
ただし、そのときに腕が不自然な位置にあった場合は、ハンドリング疑惑が起きる。

この写真のような場合は、どう見ても不自然な位置に腕が出ている。

しかしながら、このような腕の出し方であってもちゃんと胸にボールが当たっているということもある。
判定とは実に難しいものだ。