サッカー審判TIPS(211) 新ルールブックを読むと | サッカー審判KenKenのブログ

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新ルールブックを読むと


先週届いたルールブックを見ていると、大きなルールの変更は無いものの細かい表現が微妙に異なっている。FIFAの原文がどう変更されたのかまで確認しなければならないが、全文を確認するのはちょっと辛いので、一部抜粋して見てみよう。


■第5条 主審
昨年度のルールブック23ページの表現はこうだ。
それぞれの試合は、主審によってコントロールされる。主審は、任命された試合に関して、競技規則を施行する一切の権限をもつ。

これが今年のルールブック(21ページ)にはこう書かれている。

■第5条 主審
試合は、任命された試合に関して競技規則を施行する一切の権限を持つ主審によってコントロールされる。

なんだ、同じことを言っているんじゃないか。
多少表現が違うが…。

ということで、原文を参照することにした。
FIFAのサイトからルールブックを見ることができる。

2008/2009ルールブックの第5条(Law 5)
Each match is controlled by a referee who has full authority to enforce
the Laws of the Game in connection with the match to which he has
been appointed.



では昨年の2007/2008版はどう書かれていたのだろう。
こちらもFIFAのサイトから…
Each match is controlled by a referee who has full authority to enforce
the Laws of the Game in connection with the match to which he has
been appointed.


あれれ?
一言一句同じだぞ。

つまり、日本サッカー協会が翻訳文を変えただけなのだ。


ということが判明した。

同じことを言っているならば新しいルールブックの文章を暗記する必要ないと思われるかもしれない。
しかし、審判講習会のルールテストでは最新のルールブックの文章をベースに出題されるので、訳文が変更されたら変更された文章で覚えておかなければならない。あ~あ。


他の箇所も少しずつ比較してみたい。