この問題も賛否両論出てくる問題では有りますが、敢えて踏み込んでみようと思います。
先ず、私の見解としては、稽古の状況を観ながら何方も行う方が良いのではないかと考えております。
何をしたいのかによって大きく変わるとは思いますが、何方も体験する事は最低限必要かと思います。
そもそも、防具のする事で何が変わるのか、、。
これは、攻撃を受ける側と攻撃する側の両局面から考えバランスを取って行かなくてはならない
ディフェンス側から
先ずは、安全面、命の確保で有る!
ある一定のレベルの打撃や武器での攻撃は、当たり所によっては死の危険性も伴う
そういった威力を低減させる事が出来る事には大きな意味が有るでしょう。
しかし、防御力を上げようとすればするほど、防具の数は増え、重たく強固になり、動きに規制を掛け始めるのです、、。
オフェンス側から
普段、寸止めやライトコンタクトで稽古している方々は、実際に本気で打ち込んだらどうなるんだろう?
顔面をやられていない流派は、顔面有りだったらどうなんだろう?
型稽古を中心に稽古されている諸流派の方々も自由攻防戦ではどうなのか?
各団体其々悩みを抱えていると思いますが、、それらを防具を付ける事で、100%では無いにしろ解消出来ます!
しかし、それに甘んじてしまうと思わぬ落とし穴が待っています。
防具を付けているので、多少打たれても大丈夫と打たれ強いさ勝負をしたり、防具をも上回る破壊力を付けようと、ミットやサンドバッグと変わらない練習をしてしまいます、、。
防具を付ける事で学べる隙間を縫うような繊細な当身や鎧透しの様な力を浸透させる打撃、ミスクを伴うカウンターの練習等、やる事は沢山有ります!!
そもそもの想定が甲冑を着ているので有れば、組み打ちも有りでしょう。
といった様に理想は、自分のやっている事、やりたい事に合ったモノを付け替え、使い分け稽古するのが良いのではないでしょうか。
私は、素肌と防具を別物と従えるのでは無く、相乗効果を得る為の両輪で有ると従えて稽古して行こうと思います!!