東京オペラシティと新国立劇場なる建造群ができてからもう20年以上が経ちますが、これまでに行ったことはほとんどありませんでした。
 

でもって、この中にある近江楽堂で友人のコンサートがあってえっちらおっちら苦労しながら行ってまいりました。


何が大変だったかって?



そりゃあもう、渋谷駅での乗り換えですよ。


学生時代にやっと覚えたJRとか東横とかの位置関係がいまや意味をなさなくなり、ホームに降りてぐるぐると階段を上がるうちにもはやどっちを向いているのかわからなくなり、しまいには昔はなかった大江戸線だとか副都心線だとか・・・。

 

わかる人はわかりますよね、この気持ち。

 

通いなれて端から端まで知り尽くしたはずの母校が建て替えか何かで完全に未知の世界となってしまったかのようであります。

 

まあそれはさておき、近江楽堂、実によく響く、いやもはや教会を超えた残響時間だと思います。確か4秒近く。

 

こうなるともう、弦楽器にしても管楽器にしてもヴィヴラートかけていたら不協和音となってしまって目も、いや、耳も当てられません。

 

それだからか、こちらを使われる演奏会は古楽器やピリオド奏法的な演奏会がほとんどな気がします。