NHKスペシャル 「人体」を見て | 【治療家たちのつぶやき】吉祥寺の整体院・きむらカイロプラクティックより

NHKスペシャル 「人体」を見て

 皆様こんにちは。きむらカイロの村尾です。だいぶ秋らしくなってきましたね。皆様はいかがお過ごしですか?

 先日NHKで人体に関する番組を放送していました。興味のある内容でしたので、今回はその事を考えてみたいと思います。

 今まで一般常識では「脳が体の各組織に神経伝達やホルモン分泌を使い、体をコントロールしていた」と考えられていましたが、この間の番組では「体の各組織はおのおのでその組織の情報を特定の化学物質を放出し、血流で体に巡らせることで、組織間で情報のやり取りを行い、脳を返さずに体の調整を行っている」というものでした。

  この説は以前から唱えられていました。番組でも紹介された心臓の心筋細胞から放出されるANPなどは、1980年代にその存在が確認され、利尿作用も認められていました。

 近年これらの「特定の化学物質」が及ぼす人体への反応がより広範囲に判ってきたことを裏付ける番組の内容だったと思います。

 番組では「ガンの治療にANPを利用すると、ガンの再発率を低下させる」という臨床データも紹介されていました。

 この分野での関連では、「腸内細菌が人体に及ぼす影響」の解明にも寄与する分野だと思います。とても興味深い分野です。

 朝晩の気温がだいぶ冷たく感じられるようになりました。皆様お体をご自愛ください。