昨日の寒さと違って、やや暖かかったように思えますが、本日10月8日は二十四節気のうち寒露(かんろ)と呼ばれる日だそうです。
近頃は季節を感じることが少なくなったなと感じる執筆者ですが、このような言葉を使うだけでも季節の変化を楽しむことができるような気がします。
意味が分からないで使うのは勿体ないので調べてみると、寒露とは、夜が長くなり、露が冷たく感じられる頃だそうです。
また、手元にある歳時記カレンダーには、「朝夕は肌にやや寒気を感じ始め、そぞろに秋も深まりゆく」とあります。
明日はまた七十二侯の「鴻雁来(こうがんきたる)」だそうです。先人たちは様々な表現で一年を楽しんでいたようですね![]()
さて、今日は内田舞さんというハーバード大学医学部助教授、マサチューセッツ総合病院小児うつ病センター長という輝かしい肩書をお持ちの先生のお話をあるYoutubeチャンネルで拝見いたしました。
そのうち、「感情の再評価」というお話がとても印象的だったのでご紹介します。
動画の中では、子供の日常の中で再評価というものを考えるときに「感情・考え・行動」の三つに分けて考えることが大切であるとおっしゃっていました。
書くのが難しいので、動画に上がっていた例をそのままお借りしてお話します![]()
内田先生のご長男が三歳の頃、学校で作った作品をお母さんに見せようとしました。
しかし、お母さんはお仕事で一番には作品を見られませんでした。
すると、息子さんは飲んでいた水を絨毯にこぼしたそうです![]()
「今考えると可愛いんだけどね
」とおっしゃる先生。息子さんを抱っこして、「今、何が起きたか再評価しよう」と声をかけたそうです。
息子さんからは次のように返ってきました。
「感情」 息子さんはお家に帰ってきてすぐに、お母さんに作品を見てもらえなくて悲しくて、怒りたい。
「考え」 I'm not important to you.(僕がママにとって、一番大切じゃないものだ)
「行動」 水をこぼした。
内田先生は、
「感情」 ママがすぐに作品を見れなくて悲しくなっちゃったのは分かるよ、ごめんね。
「考え」 ただ、あなたやあなたの弟もママにとって一番大切だから、いつの日もそれは変わらないよ。だからと言っていつでも一番に対応できるというわけではないんだよ。”一番に対応しない=大切じゃない”という考えは間違っているよ。何番になったとしても、一番大切なことには変わりないし、水をこぼしたとしても、こぼさなかったとしても、それは変わらないよ。
「行動」 一緒に水をふこう!
毎回このようなやりとりをするわけではないけど、と内田先生は断っていましたが、とても素敵だと思いました![]()
そして「論理は大事だけれど、それ以上に自分に正直になる」という言葉。
自分の感情がどんな考えがどんな考えからきているのか、それを認識する練習、そしてそこから論理を使って考え再評価する。
たとえ怒ってしまっても、立ち止まって再評価する練習を重ねる……
苦手な方もいるでしょうが、私は先生のアプローチにとても興味を持ちました!
ご興味のある方は、ぜひ動画を探してみてください![]()
それでは、おやすみなさい。