本日は大久保利通公のお墓のお掃除に参加してきました。およそ四年は参加していますでしょうか。このコロナ禍では車で東京は青山霊園まで出掛けるわけでございますが、青山までは意外と近いのであります。車で一時間半くらいであります。
執筆者は晴れを呼び込む体質らしく、今回もありがたいことに晴天でありました。しかし、生い茂る草に愕然。都内なのに、つくばを思い起こさせます。
電気草刈り機を持ち込んでいる方もいらっしゃいましたが、バッテリー切れのためか途中で切り上げていらっしゃいました。私もできることならエンジン草刈り機を持って行きたいですが、運んでいる最中に何かあったら大変なので、鎌を持っての参加になりました。
大久保家の敷地は木村クリニックの駐車場の半分程あります。参加者は十五名ほどでしょうか、もっとたくさんの方がいたようにも思えます。
青褪める光景。自宅では夏になると見慣れた光景とはいえ、ひええ
という感じであります。
青山霊園には一般の方は勿論、各界の有名人の方々も埋葬されています。散策しながら目当てのお墓を発見できた時の喜びはひとしおです。
さて、大久保家の敷地は凡そこのようになっておりまして、私は赤丸の部分から着手致しました。草むしりはあまり慣れていないものの、一段高くなっている大久保公の墓地周りの草は根っこが引き抜きやすかったです。一時間半ほど黙々と進め、最後の30分は下の段の御者(馬車を操る人)の中村太郎のお墓に向かう道を進めました。こちらは日陰で大変やりやすいかと思えば、草の根っこがしっかりとしていて鎌がないと抜けませんでした💧
中村太郎は大久保公と共に終の道を歩んだ男性です。孤児だった太郎さんは大久保公に大阪で声をかけられ、最後の時までそばに仕えていました。享年26歳。また、太郎さんのお墓の後ろには、脚を切られて絶命した馬のお墓もあります。どちらも立派なお墓なので、大久保公のお墓参りにいらした際には、是非足を運んでください。
お墓の裏手に見えるのは、立派な大銀杏です。季節柄、実が落ちていて、あの独特の香りがあたりに漂います。しかしながら、慣れると都会の喧騒の中にも秋の情緒を感じます。周りには高層ビルが並んでいますが、地面に向かって無心に緑を整理している時間は楽しいものです。学校も近くにあるようで部活動に勤しむ声が聞こえてきました。
今回は午前だけの参加にとどめましたが、午後までやることもしばしば。翌日に響かないようにストレッチを念入りにするつもりでございます。



