Cludia,she staightend me up.
Cleard me of drinking wiskey and all.
(クラウディアが俺を真人間にしてくれた。酒もやめさせた)
1992年「許されざる者」
「許されざる者」は、テレビ番組の西部劇「ローハイド」で頭角を現し、マカロニウエスタンと呼ばれた「荒野の用心棒」「夕日のガンマン」「続・夕日のガンマン」三部作でスターとなったクリント・イーストウッドが自ら監督、主演した映画です。
マカロニウエスタンはアンチ西部劇ともいえます。西部劇は日本で言えば水戸黄門のような勧善懲悪がストーリーの基本となっていますが、マカロニウエスタンはアウトローが主人公になることが多く、強いが悪い奴という設定もあったように思います。
クリントは「ダーティーハリー」でもはみ出し刑事を演じています。
そのせいなのかどうか、クリントが監督した映画はどこかみな反骨精神がにじみ出ているように思います。
「許されざる者」はその真骨頂ともいえる映画です。
多彩な人物が強烈な個性を持って登場します。
ジーン・ハックマン演じる保安官は街の治安を守るためには手段を選びません。
イングリッシュボブ(リチャード・ハリス)は紳士然としてみえるが、卑怯者。
ネッド(モーガン・フリーマン)は昔は悪かったけど、今は人の好さそうなおじさん。
クリントが演じるマーニーも自分の中の極悪人を封印していたのですが、ネッドを殺されたことにより、悪人が覚醒してしまいます。
誰が悪人で、誰が正義なのか、混とんとしたなか、物語は進みます。
結局のところ、自分が正義だと信じ、自分の正義を振り回す保安官が一番の悪人だとクリントは言いたかったのではないか、と思います。
さて、冒頭の文句ですが、短いけれど難しい表現です。
straight なら誰でもまっすぐと分かるけれど、語尾に-enが付くと途端に難しくなります。まっすぐにする、整頓する、正道に戻すの意味です。
次にof ~V(動詞)ingですが、同格と呼ばれる使い方に似ています。
He gave up a habit of drinking wiskey and all.(彼は酒をやめた)
このような同格の使い方が有名ですが、ここは目的格(~を)のof ~Vingととらえるべきです。
そうすると、drinkingをclearさせたと意味が通るようになります。


