韓国の特撮はハリウッドを越えた、と感じました。
「プロジェクトサイレンス」はとにかく迫力があります。
橋の上で車が何重にも衝突するシーンやヘリコプターの炎上、橋の崩壊など見どころはいっぱい。
この映画では高さ70mの橋の上で逃げ場を失った人々が軍事開発された「エコー」に襲われます。スチール写真やほかのストーリー紹介でも軍事開発された「エコー」は具体的には何だか分からないようになっているのであえてここで書くことはしませんが、ゾンビに代わる新趣向です。個人的には、具体的にして宣伝したほうがいいようも思うのですが。
三人の手による共同脚本というのはどういう手順で書かれるのかわからないのですが、ストーリー的にも大きな破綻もなく、もやもや感も残りません。
不仲な親子や最初は悪人だけれども段々「いい人」になっていく人物などこの手の韓国映画にお約束的なシチュエーションもしっかり盛り込まれています。橋の上に残された人の中に悪人がいないのも救いです。
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ひとつだけ苦言を呈すると「新感染」「パラサイト」製作陣による~というのは、ちょっと違うような気がします。
共同脚本家のひとりが「新感染」の脚本を手掛けているのと、撮影監督が「パラサイト」と同じですが、監督やほかのスタッフは異なっています。
無理にヒット作と結びつけなくても十分に面白い映画です。
またポスターの「脱出率0%の橋の上」というキャッチコピーもどうかなあ、と思ってしまいました。
映画の最後で「イ・ソンギュンに捧ぐ」とテロップがあったのは切なかったなあ。
2024年・韓国
監督:キム・テゴン
脚本:キム・テゴン、パク・ジュソク、キム・ヨンファ
出演:イ・ソンギュン
チュ・ジフン
キム・ヒウォン

