街コンとか、合コンという言葉は残っていますが、この「コン」というのが何のことか分からない人もいるのではないでしょうか?
この「コン」は、コンパの略です。
コンパと言った途端、昭和に響きが出てきました。
さらに、もとはといえば、company の略だそうです。
会社という意味の単語と同じで、「人の集まり」を表しています。
江古田駅前には「江古田コンパ」という老舗バーがあります。
老舗バーというとオーセンティックなイメージを持たれるかもしれません。
ですが、店の外観はこの通り。
あまり大きな声では言えませんが、地方の風俗店のような景観です。
ですが、この地で総業55年と聞けば、歴史の重さを感じます。
階段で2階に上がるのですが、待ち受けたこれまた歴史を感じさせるドアに、入ることをためらう人もいると思います。
名物長島ママのダーティトークを聞きながら、カクテルをオーダーします。
江古田で55年。
ママの年季は伊達ではありません。
面白いのは、ほとんどのお客がショートカクテルを飲んでいるところです。
ママに言わせると「ロングドリンクなんてお子様の飲み物」(!?)となります。
カクテルはあらかじめ作られていて、それをシェイカーで冷やすようになっています。
ステアタイプのカクテルは頼まなかったのですが、やはり同じように前もって出来上がっているのでしょうか?
オリジナルカクテルも多く、武蔵大学にちなんだ「武蔵」や日大芸術学部にちなんだ「日芸」などというカクテルもあります。
アースクエイクなどいった、いかにも強そうなカクテルもあります。
もうひとつ面白いのは、自分でカクテルの配合を決めてオリジナルカクテルをつくれるところです。
わたしは、キウイシロップ、うめリキュール、ラムの3種類を配合してみました。
名付けて「ぼくせん」。
ちょっと甘かったかな。
次は柑橘系で作ってみたいと思います。