私の父親は酒豪でしたが、日本酒だけは口に合わないといってほとんど飲みませんでした。

私自身も大のお酒好きなのですが、日本酒が苦手でした。

それがどうしたわけか2年くらい前から日本酒が飲めるようになり、今では好物になってしまいました。

以前はワインに凝ったことがあるのですが、とにかくワインはお金が掛かります。

その点、日本酒はワインの価格とは比べものにならないくらい身近です。

見に行ける蔵が多いという点も魅力的です。

凝るととことん凝ってしまうのが私の性格なので、最近は日本酒ばかり買い漁っています。

 

買い求める日本酒は、

➀純米酒であること

②1500円くらいの価格帯であること

③冷やして飲むのに適していること

の3点を基準にしています。

 

せっかく飲んだお酒も記録に残さないと忘れてしまうので、このブログに書いておきたいと思いつきました。

私は評論家の方々のように敏感な舌を持ち合わせないので、果実香だとか、バニラのような味わいなどといった繊細なことは書けません。

たまに、ほどよい吟醸香などといった生意気なことを書くかもしれませんが、あくまでも素人の個人的な主観とお思いください。

 

さて、前置きが長くなりましたが、最初の1本は「純米吟醸五稜郭」です。

佐久の花酒造は明治25年(1892年)創業、長野県佐久市にある酒蔵です。代表は5代目に当たる高橋寿和さん。

 

五稜郭は箱館のものが有名ですが、日本にはもうひとつの五稜郭があります。

幕末に陸軍奉行を勤めた松平乗謨が建てたものです。

松平乗謨が藩主を勤めたのが現在の長野県佐久市にあった龍岡藩なのです。

実は次の小説の舞台にしている地でもあります。

 

「純米吟醸五稜郭」は地元の史跡を銘柄に冠したお酒です。

 

ほやの酢の物と一緒にいただきました。

バランスのとれたすっきりした飲み口のいいお酒だと思いました。

 

佐久の花酒造HP