自分の心を責め候(そうろう)ては、一つも立つところなく。
(河合継之助。越後長岡牧野家家臣。幕末の藩政改革を推進し、戊辰戦争後は、政府軍に抗戦した)
何か大きな失敗をしでかしてしまうと、自分というものがほとほと嫌になることがあります。
そんなときは、自分で自分を責めて、自問自答を繰り返します。
でも、いくら自分を責めても何の解決にもなりません。
困難な状況に置かれたときほど、自分の悪いところをしつこく見るのではなく、いいところを見なければならないと思います。
自分を甘やかすというのとは違うのですが、どんなときも、自分だけは自分の味方でないと、この世知辛い世の中は生き抜いていけません。
河合継之助の言葉はそんなことを教えてくれているように思います。
参考文献:河合継之助のことば(稲川明雄)新潟日報事業社