I am this close to doing it.
(あともう少しだったんだ)
~ガン・ホー(1986年)
ロン・ハワード監督は比較的新しいところでは「ダビンチコード」のヒットがありますが、好きな監督のひとりです。
この「ガン・ホー」は「地獄の特訓」をイメージしたと思われる管理者研修会の場面から始まります。
どこで知ったのか分かりませんが、この研修会を知ったときから、この映画は計画されたのではないでしょうか。
それだけ、強烈なイメージです。
内容は「アッサン・モーターズ(圧惨自動車)」がアメリカの地方都市の誘致を受け、工場を作るが、日米間の考えや行動の違いによる摩擦が起こり、ちょっと抜けた主人公ハントがその解消に走り回るというコメディです。
冒頭の台詞はハントが目標としていた製造台数に届かず、親指と人差し指で「これっぽっち」という仕草をしながら、言います。
thisがさっぱり分からなかったのですが、veryと同じような強調の副詞であると知り、納得しました。
this close to で「~するところだった」という表現になります。
あと、現場監督に任命されたハントが、日本人スタッフから「ちゃんと職務を遂行できるんだろうな」と聞かれ、「当たり前です。水に溺れる蛙はいないでしょう」と答えます。それを聞いて日本人たちは「おい、あいつは大丈夫か」とざわめきます。これは、何か蛙に関する英語のイディオムがあるのか、と思ったのですが、単にハントの答えのピントが合ってなかったからだけのようです。
ついでの話でした。
おまけなのですが、主題歌はプリテンダーズの「Don’t get me wrong」でした。
「誤解しないで」という意味なのですが、 当時、自分は「仲良くしないで」という意味にとらえていました。
なぜかというと、get along with と間違えていたからです。
get along with は「うまくやる」といった意味です。
もうひとつおまけでした。