剣術の妙所を知ろうと思ったなら、もとの初心に帰るべきである。初心には余計な心がない。ただ一途に相手に向かって打ち込んでいくだけである。これは我が身を忘れている証拠である。技のできる人は、思慮分別が邪魔をして害となる。これを取り除きさえすれば妙所を知ることができるのである。

 

山岡鉄舟(幕末の幕臣。勝海舟の代わりとして西郷隆盛と静岡で交渉し、江戸城無血開城を勝ち取る。明治になってからは、明治天皇の侍従ととして仕えた)

 

 

山岡鉄舟は一途の人です。

変人でもありました。

彼にとっては普通とか、変人などといった他人の評価はまったくどうでもいいことで、ただ自分の信じる道を歩んだのです。

信じる道といっても、目の前に真っすぐに延びている日当たりのいい道ではありません。

曲がりくねった真っ暗な道です。

哲学者が真理を求めるように、剣を通して、絶対真実を求めました。

心理を究明しようとする気持ちのほかには、地位や名声、富などといったものは鉄舟とってはまったくどうでもいいものだったのです。

何ともすごい生きた方だと思います。

鉄舟についてのエピソードは下記のブログにも書きました。

ご興味がある方は、ご一読ください。

 

山岡鉄舟と明治天皇

 

吐しゃ物を食べた山岡鉄舟

 

 

参考文献:最後のサムライ 山岡鐵舟