先日、叔父の家に行ったところ、ずいぶん懐かしいマッチを発見しました。
マッチは消耗品であるはずなのに、もう何十年も前のマッチが箱にぎっしり。
その中でこんなマッチが。
なんと、いまはもう絶滅危惧種のキャバレーのマッチです。
キャバレーと言ってもいまは馴染みのない方のほうが多いでしょう。
日本にできたのは戦後まもなくですから、高度成長期にバリバリ活躍していた年代がもっともよく知っていると思います。
ライザ・ミネリ主演の映画「キャバレー」を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。
このキャバレーというのは格安の料金設定を売り物にした飲み屋さんで、何となくいかがわしいものを想像される方もいるでしょうが、その実、かなり健全なものでした。
とにかく規模が大きく、生バンドも入っており、大人の社交場という感じです。
どのくらいの設定だったかと言うと、
時代差を考慮しても激安です。
キャバレーで一番有名だったのは、福富太郎氏の「ハリウッド」でしょう。
福富太郎氏のハリウッドは一世を風靡したものです。
(15) 【現場から、】平成の記憶、伝説のキャバレー58年の歴史に幕 - YouTube
YOUTUBEを見ていたら、こんなものもあって、思わず見入ってしまいました。
(15) 歌舞伎町 最後のキャバレー / The Last Cabaret【テレメンタリー2020】●語り:向井秀徳 (2020年10月30日) - YouTube
さらにもうひとつ。こんなコマーシャルも見た覚えがあるなあ。
浦島については、ゲンダイの記事に詳しく書かれています。
あの矢沢永吉も舞台に立ったとは驚きです。
日大芸術学部時代から福富太郎氏のもとでキャバレー修業|日刊ゲンダイDIGITAL (nikkan-gendai.com)
時代は常に変化するものですが、コロナにより、さらに変化のスピードは加速しています。
この先、時代はどこに行くのでしょう。
時代がどう変わっていくにしろ、自分自身はしっかり持っていたいな、と改めて思った次第です。
といったとこで、すっかり絶滅したと思われていたキャバレーですが、名古屋にはしっかり残っているようです。
さすが、名古屋です。
木村忠啓のmy Pick