公明新聞書評にて弊著「虹かかる」(祥伝社文庫)が紹介されました。
選者は文芸評論家の細谷正充さん。
「新型コロナの影響で家に籠っているひとも多いことだろう。痛快きわまりない本書を手にして、気を晴らしてもらいたい」との賛辞をいただきました。
とてもありがたいです。
小説家にとって作品は子供も同然ですが、親馬鹿とはちょっと違って、自分の作品にはいつも自信がないものです(もっとも、これは自分に限ったことかもしれませんが)。
こうして評価をいただけると、次への作品への励みとなります。
みなさまも、弊著「虹かかる」をぜひ手にとっていただければ、幸いです。
今日の一言:「どうして時代小説ばかり書くんですか」
この頃よくそう問われる。
私の答はきまっている。
「死人の方が、生きてる人間より確かだからでしょうね」
皆、ちょっと変な顔をして笑うが、私は本当のところを言っているのだ。(隆慶一郎)