「長押」(なげし)とは、
photo:01


もともとは柱同士の上部などを水平方向につなぎ、構造を補強するためだったようで、本来は構造的な意味合いが強かったみたいですが、住宅ではもっぱら装飾的な部材になりました。
photo:02



長押の"せい"の大きさは柱寸法を基準として決められることがあり、その8~9割の"せい"を持つものを本長押、6~7割のものを半長押等といいます。
photo:03



photo:04



photo:06



現場では、写真のような理に叶った仕掛けを施し、棟梁が手を掛けて取付に至ります。手カンナを掛ける風景は、最近ではなかなか見られなくなっているそうですが、当社の現場ではこのような綺麗な薄いカンナクズを見ることが出来ます。




photo:05


もちろん、無垢のヒノキ。貼り合わせた合板ではありません。





現在ではハンガーやフックを手軽に吊るせるように室内に取り付けられた横木になってしまっている場合がありますが、本来は物を掛けるための部材ではないのですよ(^^)。




いよいよ今月より、金沢市でも新築工事が始まります。もし、お客様のご了解が得られましたら、少しずつですがご紹介開始させていただこうと思います。




ありがとうございます。