かなり時間が経ってしまいましたが、9月13日に枚方市保健センターで実施されていた健康サポート講演会に行ってまいりました。
(この記事はインターン生にまとめてもらうのを手伝ってもらいました)
同行したインターン生の記事です。→9月13日の活動@寺田
非常に勉強になりました。
ここ数年社会保障費の関係から健康政策に注力しております。
とても長くなってしまいましたが、話の要点としては
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糖尿病と歯周病は関係がある。
糖尿病になると歯周病になりやすい。
歯周病は口の中の感染症。
口の中の汚れの原因はプラーク。
プラークが引き起こすことは、虫歯や歯周病、口臭のような口の中の問題だけではなく、アルツハイマー型認知症、糖尿病の悪化、脳梗塞、心筋梗塞など全身に影響を及ぼします。
インスリンが低下すると糖尿病になり、糖尿病になると免疫力低下し、感染しやすくなる。
そうすると歯周病になり、歯周病になると炎症物質が増加し、インスリンの働き低下し糖尿病に・・・というサイクル。
歯周病も初期段階なら治療可能です。
そのために口腔ケア(歯ブラシなど)は大事!
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という内容でした。
以下が当日の講演会のメモです。
歯周病と糖尿病が密接な関係があるというのが最近の研究。
糖尿病とは・・・
今から3000年くらい前から病気としてあった。
尿に糖が入っている状態。といっても甘いまではいかず、
スポドリのちょっと薄い味がするとのこと。
昔は患者が多いわけじゃないが、
40年50年で40倍くらいになった。
予備軍も含めて4000万人。
お年を召した方はそれに付随して合併症がいっぱい出てくる。
じゃあなぜ今歯周病、糖尿病のことを言われ始めたか。
口腔ケアをしたら糖尿病が改善されてくる。
もちろん、薬も飲みながらの話ではあるが。
インスリンの不足や働きが悪くなることで、ブドウ糖が細胞の中に入りにくくなり、エネルギーとして利用できなくなる病気です。
1型糖尿病・・・遺伝的なもの+急にウィルス感染とかでなる。
インスリンが出なくなってしまうタイプ
こちらの方が少ない20~40%
体型:やせ型、若年者
2型糖尿病・・・いわゆる生活習慣によってなる方。
インスリンは作られているがうまく働かなくなるタイプ。
多い。60~80%
体型:適体重・肥満型が多い、中年以降が多いが学童期の小児も増えている。
糖尿病の合併症しめじの心臓
細い血管
(し)・神経障がい
(め)・眼
(じ)・腎臓
太い血管
(の)・脳卒中
(しんぞう)・心臓発作
薬物療法、食事療法、運動療法を組み合わせて治療していく。
歯周病は6番目の合併症と言われている。
歯周病の発症率は糖尿病の人(赤)と糖尿病じゃない人(緑)では差がある。糖尿病の人の方が歯周病になりやすい。
歯周病と糖尿病の関連
糖尿病の人は歯周病になりやすい。
歯周病があると血糖値が高くなる。
ここが一番言いたかったところ。
歯周病は感染症、
インスリンが低下すると糖尿病になり、糖尿病になると免疫力低下し、感染しやすくなる。
そうすると歯周病になり、歯周病になると炎症物質が増加し、インスリンの働き低下し糖尿病に・・・
歯周病、歯周ポケットが大きくなって歯茎が腫れてくる炎症。
歯を棒に見立ててると、地面にしっかり刺さっておらずぐらぐらしていく。
重度まで行くと歯を抜くしかない。
歯周病、歯を支えている組織がプラーク(歯垢)によって崩れる。
歯周病は50歳以上の人でいうと半数。しかし、このデータは歯医者に来ている人のデータなので、実際は全国民の70%がかかっているとも言われている。
初期は歯を磨いた時に出血する。痛みはないので放っておく人がいる。
歯がぐらぐらしてくると痛みが出てくるが、この状態では重症化している。
初期段階で治療すれば完全に治すことができる。
進行すると進行を止めることはできるが完治は難しい。
歯肉炎の時は治る
歯周炎に進行すると壊れた歯周組織をもとに戻すのは困難。
末期になると歯がぐらぐらして抜けてしまう。
プラークは1種類の細菌の塊ではなく複数種類の細菌の塊。全身に感染していく。
肺炎は高齢者の死因の第一位
高齢者の肺炎は誤嚥性肺炎が多い
そのほとんどが不顕性誤嚥=むせのない誤嚥(ゴホゴホならないから気づかない)
口腔内細菌が肺炎を作る。
歯ブラシの選択
・大きさ:前歯2つ分くらい。
週2-3回歯と歯の間を歯間ブラシ
舌ブラシもおススメ。
口腔ケアしたほうが認知症にもなりにくい。
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内容はとても素晴らしかったのですが、残念なことに参加者は木村とインターン生と含めて10人でした。
もっと周知していけばいいのにと思う反面、平日昼間に保健センターに来ることができる人が限られるのも否めません。
アーカイブをWEBにアップすればいいですね。
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枚方市議会議員
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