今日は尼崎市の学びと育ち研究所の取り組みについて

話を伺ってまいりました。

 

 

内容としては、

先日のエビデンスに基づいた教育政策を目指して

とセットです。

 

エビデンスに基づいた~が、

学びと育ち研究所のシンポジウムでした。

 

なかなか注目する取り組みであり、

せっかくなのでどういう運営をされているのか、どういう経緯で実施することになったのか等々を伺ってきました。

 

何が注目かというと、

これまでの政策というのは何となく実施していて本当に効果が出ているのかどうかわからないものもありますが、学識者(専門家)とも一緒になって効果をしっかりと見極めていこうというところが注目ポイントです。

 

 

 

(お声がけいただいた先輩のS議員には感謝!)

 

 

 

●経緯

学校教育への市民の期待は高いが満足度は低い。

総合戦略策定時にも子育て世代の転出超過が顕著に。

子育て世代に選ばれるために教育に力を入れることに。

限られた財源の中で教育効果を最大化するためにエビデンスベースの政策を実施していくことに。

 

●目的

学びと育ちに関し、より効果の高い政策を実施すること並びに教員の知識及び技能のさらなる向上を目的とする。

 

●組織

〇所長

大竹文雄

〇副所長

能島祐介

西川嘉彦

〇主席研究員

岡田和雄

中尾繁樹

中室牧子

〇事務局(後述)

〇倫理委員会

委員長:副市長、副委員長:教育長

〇研究所、倫理委員会に対して指導・助言

教育の専門家(文科省)

法律の専門家(弁護士)

倫理の専門家(大学准教授)

 

●分析

教育委員会と市長部局の壁を超えたデータ分析。

ex.学力と健診データの突合など

 

日本の行政的にRCT(ランダム比較化試験)はしづらいけど、

RDD(回帰不連続デザイン)の自然発生的な方で。
 

1人の子供を経年変化を見ていく調査はほとんどなかった。
1人の成長を追えるようにしていく。

 

 

●予算

約160万円程度アドバイザーの報酬、研究員の旅費は入ってる。あとは消耗品なども。

研究員に支払う費用、事務局の人件費は別途。

 

●事務局の人員

兼任の課長1人+係長2人

 

●事務局の仕事。


紙データで保管しているのをデジタル化、統一するためのユニークID割り振り。担当課からもらった生データを突合したり、デジタル化する(アルバイトの方にも協力してもらっているとのこと)

 

研究者からのデータ希望を聞き、担当課と話をする。

 

 

 

●個人情報の取り扱いについてはどうしているか?

相互に共有して分析は条例上問題ない。
が、センシティブな話なので倫理委員会を設置。

センシティブな内容については倫理委員会・アドバイザーと、どう分析するか、また、どのように公表するか、については随時議論している。

 

 

 

 

 

「しっかりと分析をしていく」

「データ提供をする」

の2つくらいで残りの人的・お金的コストは微々たるものだと思います。(職員3人と160万円くらいなので)

 

 

「尼崎は厳しい財政状況なので、

エビデンスベースの政策を考えていくことにした」

ということですが、ほとんどの自治体も厳しい財政状況ですし、仮に余裕があったとしても効果のある政策を進めていくべきなので、枚方市としても進めていくべきです。

 

 

 

 

自分にはそんな権限がないですが、

枚方市の情報も提供の協力するので、

一緒にやりたいなぁと思いました。

 

 

 

 

 

=====

市役所に戻ってからは、打ち合わせ等々ありましたが、

副議長の公務は以下の通りです。

 

 

15:00

担当部から報告

 

15:15

日程確認

 

供覧・決裁6件

 

 

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