決算の質疑です。

 

平成29年度予算質疑

なかなか広がらない福祉移送サービス共同配車事業について

 

平成26年度決算質疑

福祉移送サービスについて

 

平成23年度決算質疑
http://ameblo.jp/kimura-ryota/entry-11072631802.html
 

この事業の利用者は以下のように、

 

 

H18 988人
H19 1133人
H20 1150人
H21 1148人
H22 1080人


H25 546人
H26 399人
H27 340人

H28 283人

 

 

どんどん下がっています。

 

 

障害者や高齢者などの移動困難な方々が福祉タクシーを利用するための配車手続きを委託しています。

 

車の手配をするための委託料が360万円なので、

1人が利用するのに1万円以上かかっていることになります。

足を守るということは否定しませんが、

シェアリングエコノミーとかを活用してもっと効率的にできる方法はないのでしょうか。

 

 

 

 

【質問】

決算概要説明書101ページの16福祉移送サービス事業経費の(2)福祉移送サービス共同配車事業委託料について、お伺いします。

福祉移送サービスは、障害者や高齢者などの移動制約者の社会参加の促進を図るために必要な事業であると認識しておりますが、この共同配車事業はどのようなことをされ、その利用者や利用回数は過去3年間でどれくらいおられ、利用されているのでしょうか。

 

【答弁】

福祉移送サービスを利用するには、利用者が希望する事業者に会員登録し利用することになりますが、複数の事業者を利用するには、それぞれの事業者に会員登録する必要がありました。このわずらわしさの解消を図るため、共同配車センターを設置し、同センターに会員登録することで、複数の事業者を利用できるようにしたものです。

共同配車センターの利用実人数と利用回数は、それぞれ、平成26年度は399人で1,596回、平成27年度は340人で1,289回、平成28年度は283人で、876回となっております。

 

 

【質問】

本事業の委託料は360万円ですが、この委託料に含まれる主な業務内容についてお伺いします。

 

【答弁】

本事業の共同配車センターに対する委託料は、福祉移送サービスの利用希望者からの利用登録の受付・審査などの会員登録や、ボランティア運転手による自家用車両を福祉移送サービスで利用するための車両登録などを一元管理するための事務的経費、また、利用者から希望に応じて各事業所に配車依頼を行うなどの経費や、福祉移送サービス運転者講習会の開催経費などとなっております。

 

 

【質問】

平成26年度の共同配車センターの実利用者数や利用回数に比べ、平成28年度の実利用者数と利用者回数は、ともに大幅に減少しております。

しかしながら、委託料は360万円と一定であり、平成28年度では1人当たり約1万円の経費がかかっていることになります。委託料は、会員登録や車両登録などの事務的経費と受付・配車などの電話対応による人件費等が占めていると思われますが、IT等を活用した手法、例えば、Uberのようなアプリを開発するかカスタマイズするなどで効率的・効果的な事業の見直しも必要かと考えますが、見解をお伺いします。

 

【答弁】

福祉移送サービスは、障害者や高齢者など単独で公共交通機関を利用することが困難な方々にとって、「通院」や「買い物」、「事業所への通所」などの外出ニーズを充足する有効な移動手段です。

また、共同配車センターは、自家用車等持ち込み車両の適正な運行や、安全確保を図るために、ボランティア運転手の一元管理と、登録事業者間で配車業務を可能にする利用者にとって有益な事業ですが、設置当初と比べますと、利用実人数・利用回数とも大幅に減少していることも事実でございます。

今後は、本事業のあり方等について、検討してまいりたいと考えます。

 

 

【質問】

私は、本事業についてはボランティア運転手や利用者数の減少という実態から、事業そのもののあり方を抜本的に考え直す時期に来ているのではないかと考えており、現在策定中の総合交通計画のなかで、それらの方向性を示していくことが必要と考えますが市の見解を伺います。

 

【答弁】

現在、枚方市総合交通計画の策定に向け、交通関係者による協議会を設置し、多角的な視点から交通政策のあり方を議論しているところであります。本市が実施する福祉移送サービスにつきましても、庁内の関係部局が連携するとともに、専門家や関係者等の意見を聞きながら、今後の方向性等を計画のなかで示してまいりたいと考えております。

 

 

【意見要望】

この事業は何度も取り上げており、障害者や高齢者の足を守るということは大事だと思いますが、委託料としての360万があればもっと効率的な手法があるのではないかと思っております。また、シェアリングエコノミーのアプリや自動運転技術の発達などもありますので、そういった時代の変化をとらえ、新しい手法の実証実験を重ね、チャレンジをしながら、効果的効率的でより市民の方が満足するような手法を考えていただきたいと要望しておきます。

 

 

 

 

 

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